12月 01

朝鮮半島 終焉の舞台裏』 高橋洋一  扶桑社新書 222ページ 2018.1

エッセンスをまとめました。

1・北朝鮮が無条件にミサイルや核の開発を中止でもしない限り、近いうちにアメリカを中心に北朝鮮への攻撃が始まると見立てている。

2・イギリスのシンクタンクによると、戦争の始まりは、北朝鮮がアメリカによる奇襲攻撃があると考えて攻撃に踏み切るか、北朝鮮のミサイルがグアム島やアメリカ西海岸の沖合まで到達し、アメリカが攻撃するというものだ。

3・米中首脳会談は、極東アジアの安全保障上の最重要課題を話す場となり、ポスト金正恩のことが話し合われるはずだ。いずれ「北朝鮮版ヤルタ会談」が開かれる可能性があると見ている。「ヤルタ会談」とは、第二次世界大戦好み戦後処理を話し合うために、まだ大戦中の1945年2月、アメリカのルーズベルト大統領、イギリスのチャーチル首相、ソ連のスターリン首相の3巨頭がクリミヤ半島のヤルタの集まった会談である。

4・ポスト金正恩体制における一番の課題は、どの国が北朝鮮を統治するかである。

5・ロシアの貢献が大きい北朝鮮のミサイル開発

6・中国との関係悪化を引き起こしたのは金委員長の側である。2012年12月に、金委員長の叔父で中国と太いパイプを持っていたチャンソンテク氏を中国への事前連絡なしで処刑し、習近平主席の面子を潰した。

7・北朝鮮は中国の傀儡政権になる。中国に残された選択肢は、北朝鮮攻撃を承認し、金正恩政権を打ち倒す側に回るしかない。米韓とともに北朝鮮を挟み撃ちまではしないだろうが、人民解放軍を北朝鮮に進軍させて安定を保ち、難民が中国領内に流入するのを食い止めるだろう。

8・攻撃を前に中国とアメリカは、戦後の北朝鮮について、話し合いをするはずだ。そしてアメリカは、きっとこう提案するだろう。「米韓軍は38度線より南に戻り、金正恩なき後の北朝鮮の統治は中国に任せる」と。

9・太平洋を米中で二分する

10・半島に手をだす余裕のないロシア、先行き暗いロシア経済、天然エネルギー頼みの経済

11・米中二股の宿命にある韓国、文大統領は、民族主義者。

12・過去を振り返ってみると、アメリカが戦争に至るまでのパターンは、国連での議論を踏んでからだった。アメリカは北朝鮮を攻撃するにも国連軍か多国籍軍の形を取る。

13・金正恩がこれほどまでに核にこだわりトランプ大統領とチキンレースを繰り広げる理由は、核さえ持てばアメリカには攻撃されないという過信と、様々な軍備の中でも核兵器はコストが安いためだと考えるからである。

14・最終ゴールは、金王朝の存続と半島統一である。

15・おそらく北朝鮮は軍事大国になって、韓国をひれ伏せさせて、統一を図りたいだろう。経済競争では北朝鮮は韓国にかなわない。唯一北朝鮮が韓国に勝てるとすれば核・ミサイルの分野だろう。

16・ラセットとオニールの「平和の五要件」
1886年から1992年までの膨大な戦争データを分析したうえで、「民主主義国家同士は、まれにしか戦争をしない」ことを実証したラセット(エール大学)とオニール(アラバマ大学)によれば、
①同盟関係
②相対的な軍事力
③民主主義
④経済的依存関係
⑤国際的組織加盟
これらを平和のための五要件としている。

17・集団安全保障体制構築の近道は既存の同盟関係強化にあり

18・セキュリティ・ダイヤモンド構想とは、日本とハワイ、オーストラリア、インドの4カ国でダイヤモンド状のネットワークを構築し、アジア・太平洋地域の民主主義や法による統治など、共通の価値を守っていくことを提唱している。

“Backstage behind the end of the Korean Peninsula” Yoichi Takahashi Fusosha New Books 222 pages 2018.1

I summarized the essence.

1 · Unless North Korea unconditionally discontinues development of missiles and nuclear we are anticipating that attacks on North Korea will start, mainly in the United States, soon.

2 · According to the think tank in the UK, the beginning of the war is whether North Korea thinks that there is a surprise attack by the United States to attack or North Korea’s missiles reach the offshore of Guam Island and the West Coast of the United States, the United States attacks It is said.

3 · The US – Japan summit talks will be the place to talk about the most important issues on security in Far East Asia, and the post Kim Jong Un will be discussed. It seems that there is a possibility that “North Korea version Yalta talks” will be held. “Yalta talks” means that in order to discuss the post-war process of World War II preference, in February 1945, during the war, the three biggest heads of US President Roosevelt, Prime Minister Churchill in the UK, Prime Minister Stalin of the Soviet Union in the Crimean Peninsula It is a meeting where Yalta gathered.

4 · The most important issue in post-Kim Un system is which country governs North Korea.

5 · North Korea’s missile development which Russia’s contribution is large

6 · It is the side of Kim’s chairman who caused a worsening relationship with China. In December 2012, the Chansonteku, who had China and thick pipe in the uncle of Kim and executed without prior notice to China, was crushed the face of Xi Jinping president.

7 · North Korea will become the puppet government of China. The only option left in China is to approve the North Korean attack and go to the side that overthrew the Kim Jong Il administration. Although it will not hurt North Korea with the United States and South Korea, it will keep the People’s Liberation Army in North Korea to keep it stable and stop the refugees from flowing into the Chinese territory.

8 · Before the attack China and the US should discuss about North Korea after the war. And America will surely suggest such a thing. “The US-South Korean army will return to the south from the 38th line and leave the rule of North Korea to China after Kim Jong Un without China.”

9 · Divide the Pacific into two in the rice

10 · Russia can not afford to put hands on the peninsula, the dark Russian economy in the future, the economy relying on natural energy

11 · South Korean President Moon zeiin is a nationalist.

12 · Looking back on the past, the pattern of the US until the war was after discussing at the United Nations. The United States takes the form of a UN force or a multinational force to attack North Korea.

13 · The reason that Kim Jong-Un sticks to the nuclear so much about nuclear weapons and race the chicken race with President Trump is that we believe that if we have nuclear weapons, we will not be attacked by the US and nuclear weapons are among the various armaments because they are cheap is there.

14 · The final goal is the survival of the Kin Dynasty and the peninsula unification.

15 · Perhaps North Korea will become a military power and want to unify Korea by flying over Korea. North Korea can not compete with Korea in economic competition. If North Korea could win Korea it would be the nuclear and missile field.

16 · “Lucky Peace Requirements” by Lassett and O’Neal
According to Lassett (Yale University) and O’Neill (University of Alabama) who have demonstrated that “democratic countries only rarely fight war” after analyzing the enormous war data from 1886 to 1992,
① Alliance
② Relative military strength
③ democracy
④ Economic dependency
⑤ International organization membership
These are the five requirements for peace.

17 · The shortcut for building a collective security system is to strengthen existing alliances

18 · The concept of security diamond is to establish a diamond-like network in Japan, Hawaii, Australia and India, to protect common values such as democracy and law-based governance in the Asia-Pacific region I advocate.

リベラルアーツの学び方』瀬木比呂志 Discover 271ページ 2018・1

エッセンスをまとめました。

1・リベラルアーツは、大学における基本科目という趣旨よりも、もともとも意味、すなわち、「人の精神を自由にするの幅広い基礎的学問・教養」である。

2・実践的な意味における生きた教養を身につけ、自分のものとして消化する。そして、それらを横断的に結びつけることによって広い視野や独自の視点を獲得し、そこから得た発想を生かして新たな仕事や企画にチャレンジし、また、自らの人生をより深く意義のあるものにする。

3・リベラルアーツは、独自のパースペクティブ、ビジョン、価値観、人生観、世界観、人間知の基礎となるような教養である。

4・タコツボ型の知識から横断的な教養へ

5・思想的道具としての教養

6・イタリアのルネッサンス期の外交官・思想家のマキャベによる人間の三分類 君主論
①自分で考えることのできる人間
②人のいうことは理解できる人間
③どちらもできない人間

7・これからの世界を生き抜き、より豊かな人生を送るためには、世界レベルでみてもかなり先の見え始めている経済的繁栄の追求だけでなく、社会や企業のあり方を考え、設計し直し、個人の自由と権利の確保された、住みよい、生きがいのもちやすいものにしていく努力も必要であり、それは、人間のあり方についても同様にいえることである。

8・理論と実践は車の両輪のようなものである。

9・革新と創造の源泉、世界の中人々と渡り合う風格の基盤

10・批判的・構造的なものの見方、物事のとらえ方においてポイントとなるのは、自分なりの批評の「定点」、基準点を定め、それをしっかり保つことである。

11・視点を移動し、橋をかけ、共通の普遍的な問いかけを知る

12・ある分野の方法を他の分野に応用する

13・創造の核となるアイデアをストックする

“How to learn liberal arts” Hiroshi Segi Discover 271 pages 2018 · 1

I summarized the essence.

1 · Liberal arts is originally meaning, that is, “broad fundamental academic discipline / education for freeing the spirit of people” rather than the basic subject at university.

2. Learn a living culture in a practical sense and digest it as your own. Then, by linking them cross-overly, we acquire a broad perspective and unique viewpoint, challenge new work and plan by making use of the ideas gained from it, and also make our life more meaningful .

3 · Liberal arts is an education that becomes the foundation of unique perspectives, vision, values, view of life, view of the world and human knowledge.

4 · From knowledge of the tachotubo type to cross-sectional culture

5 · Liberal art as a thoughtful tool

6 · Three classification monarch theory by Makabe of diplomats and philosophers of Italian Renaissance period
① People who can think by yourself
② People who can understand people
③ People who can not do either

7 · To survive the world of the future and to live a more prosperous life, it is important not only to pursue economic prosperity, which is beginning to appear quite ahead even at the world level, but also to think about social and corporate ways, It is also necessary to make efforts to make individuals freedom and rights secured, living well, to be prone to living, which can be said about human beings as well.

8 · Theory and practice are like car wheels.

9 · The source of innovation and creation, the foundation of the stately style to meet people all over the world

10 · Critical / Structural things and points in how to catch things are to set “fixed points” of criticism of ourselves, base points and to keep it firm.

11 · Move the point of view, put a bridge and know common universal question

12 · Apply methods in one field to other fields

13 · Stock ideas as the core of creation

未来予測の技法 時代を先読みしチャンスを生み出す』 佐藤航陽 Discover 182ページ 
2018・1

エッセンスをまとめました。

1・ビジネスも政治も、目的はまったく一緒で、そのアプローチが異なるだけである。何かに困っている人たちのニーズを汲み取り、その解決策を提示するというプロセスは共通している。

2・適切な時に適切な場所にいることがリターンを生む。変化の先回りしたもののみが生き残ることができる。

3・うまく未来を予測している人は、点でなく線で考えている。現在の景色という点だけから行う未来予測はだいたいにおいて外れる。

4・未来予測の鍵は「パターン」。繰り返し描かれるパターンから未来を予測する。

5・テクノロジーがどのように進歩していくのか、テクノロジーが進歩していくと政治や経済のシステムがどのように動いていくのか、そこにはパターンがある。

6・現在は過去の焼き直しであることが多い。

7・予測の次はタイミングの見極め。タイミングがすべてを決める。

8・リソースを調達し、タイミングを見極める。

9・タイミンングは周囲の人の反応が教えてくれる。

10・他の人と話しても8割が聞き返してくるようなテーマは、まだ少し早い。逆にマス向けの新聞、雑誌、テレビなどのメディアで頻繁に取り上げられているようなら明らかに遅く、そこからアクションをとってもまにあわない。

11・常に原理から考える。手段が目的化するのを防ぐためには、今やっている活動がどんな課題を解決するために誕生したのか、常にその原理を意識する必要がある。

12・すべては必要性からはじまる。

13・急速に普及するものの概念は、テクノロジーの視点と社会の視点の両方が重なった地点にあるといえる。

14・イノベーションとは、「適切なタイミングで適切なことをする」行為。

15・インターネットの性質の背後にあるのが、熱力学や統計力学の世界における「エントロピー増大の法則」である。この法則は、世界(自然)が時間の経過とともに、秩序のある整然とした状態から無秩序で混沌とした状態へ変わっていく現象を指す。

16・エントロピーの増大は多くの物事に当てはまるパターンがあり、今後IoTがますます進んでいくというのもその具体例の1つである。なかでも注目すべきはセンサーの拡張である。

17・私たちは視覚、触覚、聴覚などの五感を通じて外界の情報をインプットしている。これは機械も同じで、この五感の領域をセンサーが担っている。こう見ると、スマホが人間の五感を拡張する役割を担っていることがわかる。

18・あらゆるものに知性が宿る。知性の発達のプロセスにはパターン、4つの段階が存在する。
膨大な情報を蓄積する
蓄積された情報から人間が手動で改善につなげる
蓄積された情報から人間がパターンを抽出し、そもパターンをシステムみ検知させ改善につなげる。
パターン認識も改善のための判断もすべてシステムが行う。

19・こうして、ネットにつながって情報を受信するセンサーにすぎなかったモノは、自律的に学習して行動する、知性を持った存在に変化していく。そしてその延長にあるのが「意思決定の省略」である。

20・AIにおける知性は、統計学の延長にある。それは、
学習
パターン認識
予測
実行

21・分散型の現代社会 C to C 一般の消費者同士の、インターネット上でのモノやサービスの取。

22・テクノロジーは人間を拡張する。石器にはじまりインターネットに至るまで、すべてのテクノロジーは、何らかの形で人間の持つ機能を拡張してきた。

23・今後、テクノロジーの進歩によって、「機械の人間化」と「人間の機械化」が同時に進んでいく。

24・生物は基本的には怠け者で、より快適でより楽な道を選ぶ。それを少しづつ可能にしてきたのが、テクノロジーの進歩の歴史である。テクノロジーは、最終的に人間そのものと融合することが宿命づけられている。

25・宇宙産業と融合するインターネット

26・テクノロジーはすべてを無料に近づける。

27・ベーシック・インカムとは、国民が最低限の生活を送れるよう、政府が所得を保障する仕組みである。経済の仕組みのなかで「富の再分配」を完結させてしまえば、税金を徴収したり社会保障を提供する主体としての政府は必要ない。

28・企業によるベーシック・インカム

29・イノベーターとは、まったくゼロから新しいものを創造する人たちではなく、少し先の未来を見通して先回りできる人たちなのだといえるかもしれない。

30・何が起きるかについては、おおよその流れはすでに決まっている。自分ができることは「来るべき未来の到来をできる限りの早めること」にあるのではないか。

“Look forward to the era of future prediction techniques and create opportunities” Sato Koyo Discover 182 pages
2018 · 1

I summarized the essence.

1 · Both business and politics, the purpose is totally together, and its approach is different. The process of drawing out the needs of people who are in trouble with something and presenting solutions to them is common.

2 · Being in the right place at the right time will generate a return. Only those who have advanced the change can survive.

3 · Those who predict the future well are thinking on the line, not the point. The future prediction made only from the point of view of the current scene generally deviates.

4 · The key to the future prediction is “pattern”. Predicting the future from repeated patterns.

5 · How will technology evolve and how the political and economic systems move as technology progresses, there is a pattern.

6 · Currently it is an annealing in the past.

7 · Following the forecast is to determine the timing. Timing determines everything.

8 · Procure resources and determine timing.

9 · The timing response tells me the reaction of the surrounding people.

10 · Even though I talk with other people, 80% of themes are coming back to the subject, but it is still a bit early. Conversely if it is frequently taken up in media such as newspapers, magazines and television for trout, it is obviously late and we will not take action from there.

11 · Always think from the principle. In order to prevent the means from becoming a goal, it is necessary to always be conscious of the principle of what kind of activities the activities being done to solve the problem were born.

12 · Everything starts with necessity.

13 · It can be said that the concept of what is rapidly spreading is the point where both technology viewpoint and social perspective point overlap.

14 · Innovation is an act of “doing the right thing at an appropriate timing”.

15 · Behind the nature of the Internet is “law of entropy increase” in the world of thermodynamics and statistical mechanics. This law refers to the phenomenon that the world (nature) changes from ordered and ordered state to disorderly and chaotic state over time.

16 · There is a pattern that applies to many things for an increase in entropy, and it is one of the concrete examples that IoT will progress more and more in the future. Of particular note is the extension of the sensor.

17 · We are inputting external information through five senses such as visual, tactile, and auditory senses. This is the same machine, the sensor is responsible for the area of this senses. Looking at this, you can see that the smartphone is playing the role of extending the five senses of human beings.

18 · Everything has an intelligence. There is a pattern, four stages in the process of development of intelligence.
Accumulate huge amount of information
Humans manually improve from accumulated information
Human extracts patterns from accumulated information, it also detects the pattern by system and leads to improvement.
Pattern recognition and judgment for improvement are all done by the system.

19 · In this way, things that are nothing but sensors that connect to the net and receive information change autonomously and acting, acting as intelligent entities. And the extension is “Omission of Decision Making”.

20 · Intelligence at AI is in extension of statistics. that is,
Learning
Pattern recognition
Prediction
Execution

21 · Distributed modern society C to C Common consumers to get things and services on the Internet.

22 · Technology extends human beings. Every technology, from stoneware to the Internet, has expanded human capabilities in some way.

23 · In the future, due to advances in technology, “humanization of machines” and “mechanization of human beings” progress simultaneously.

24 · Living things are basically lazy, choose a more pleasant and easier way. It is the history of technology progress that has made it possible little by little. Technology is fated to eventually merge with the human itself.

25 · Integrated with space industry Internet

26 · Technology brings everything closer to free.

27 · Basic income is a mechanism that ensures income by the government so that people can live a minimum life. If we complete ‘redistribution of wealth’ within the framework of the economy, we do not need a government as an entity that collects taxes or provides social security.

28 · Basic income by companies

29 · An innovator is not a person who creates a new thing from scratch at all but it can be said that it is a person who can go ahead, looking ahead ahead ahead.

30 · As for what happens, the approximate flow has already been decided. What you can do is “to make the arrival of the future coming as fast as possible”.

近代日本150年』 山本義隆 岩波新書 293ページ 2018.1

エッセンスをまとめました。

1・黒船がもたらしたエネルギー革命ではじまる近代日本は、国主導の科学技術振興による「殖産興業・富国強兵」「高度国防国家建設」「経済成長・国際競争」と国民一丸となった総力戦体制として150 年続いた。

2・欧米諸国は、18世紀後半から19世紀前半にかけて家内手工業から工場制機械工業への発展をもたらした産業革命を達成した。

3・日本が開国した時代から、つまり1860年代、70 年代には、欧米諸国は国内的には第二次産業革命ともいわれる重化学工業にむけての技術革新を進め、対外的には「列強」として海外植民地獲得 に突き進んでいた。

4・これらの国との競争を強いられた日本は、政治思想の面では西欧近代の民主主義思想を、社会思想 の面では人権思想を、いずれも十分に尊重することもないままに、天皇制国家の形成に至った のだが、他方で、西欧の科学技術に対しては貪欲にそしてかなり効率的に吸収して、官の主導と軍により工業化としての近代化を成し遂げ、20世紀前半に帝国主義「列強」クラブの仲間入りをはたした。

5・日本の歩みはアジア・太平洋戦争の敗北でひとたびは頓挫したが、戦後、あらためて新憲法のもとで、経済大国としての復活を遂げた。

6・ 日本は、そして先進国と称されてきた国は、成長の経済から再配分の経済にむかうべき時代に到達した。

7・この200 年間の科学技術の進歩と経済成長は、強力な生産力を生みだしたが、同時に地球を何回も破壊できるだけの軍事力を生み、少数国による地球資源の収奪を加速させ、世界中の富を極めて少数の人たちの手に集中させることになった。

8・限りある資源とエネルギーを大切にして持続可能な社会を形成し、税制や社会保障制度をとおして貧富の差をなくしていくことこそが、現在必要とされている。

9・かつて東アジア諸国を侵略し、二度の原爆被害を受け、そして福島の事故を起こした国の責任として、軍需産業からの撤退と原子力使用からの脱却を宣言し、将来的な核武装の可能性をはっきりと否定し、経済成長・国際競争にかわる低成長下での民衆の国際連帯を追求し、そのことで世界に貢献する道を選ぶべきである。

“Modern Japan 150 Years” Yoshimoto Yoshitaka Iwanami Shinsyo 293 pages 2018.1

I summarized the essence.

1.Modern Japan that begins with the energy revolution that resulted in the 1-black ships, “Shokusan Kogyo, wealth and military strength” by the Science and Technology Agency of the country-led “Advanced Defense nation-building,” “economic growth and international competitiveness” and the all-out war system that has become a national united It lasted 150 years.

2. Western countries achieved an industrial revolution that brought about the development from domestic handicraft industry to factory-based machine industry from the latter half of the 18th century to the early 19th century.

From the age of 3, Japan has been the opening of the country, in other words the 1860s, in the 1970s, Western countries advances the innovation of the domestic toward the heavy and chemical industries, also referred to as the second industrial revolution, the externally “powers” As I was proceeding to acquire overseas colonies.

4-compelled Japan to compete with these countries, the democratic ideas surface in the modern Western political thought, the human rights concept in terms of social thought, to leave no to respect both enough, Emperor On the other hand, we absorbed Western European science and technology greedily and quite effectively, accomplished modernization as industrialization by the government’s leadership and military, in the first half of the 20th century He joined the ranks of imperialism “Strongest” club.

5 · Although the history of Japan was torn down once in the defeat of the Asia-Pacific War, after the war, under the new Constitution, it revived as a major economic power again.

6 · Japan and countries that have been referred to as developed countries have reached an era of growth from growth economies to redistribution economies.

7 · The advancement of science and technology and economic growth for the past 200 years have produced powerful productive power but at the same time they have created enough military power to destroy the Earth many times, accelerate the deprivation of Earth resources by minority countries, It was to concentrate the wealth of the middle in the hands of very few people.

8 · It is now necessary to cherish limited resources and energy to form a sustainable society and to eliminate the gap between rich and poor through the tax system and social security system.

9, once invaded the East Asian countries, received the atomic bomb victims twice, and as a country of responsibility that caused the accident of Fukushima, to declare a break from withdrawal and nuclear use from the military industry, the future of nuclear-armed To clearly deny the possibility of the international solidarity of the population under low growth instead of economic growth and international competition, and thus choose the way to contribute to the world.

保守の遺言』 西部邁 平凡社 301ページ 2018・2

エッセンスをまとめました。

1・思想というものの本髄を探るための仮設作りに精出し、保守思想の系譜の底に流れるものを把握しようとした。

2・戦争史を眺め返せば、予測を立て逸脱する形で侵略が開始されていることが多い。つまり、状況なるものは「予測可能な ものとしてリスク(危険)」を超えて「予測不可なものとしてクライシス(危機)」を多分に含んでいる。

3・格言なんかは、おおよそすべて、逆の格言の対になっている。

4・この世は悪党階級(政治ボスと大金持ち)と阿呆階級(新しい模型の流行に易々と乗じられる者)と狂人階級(一切の変革を進歩と賞賛する似非知識人) に分かたれる。これはチェスタトンの言ったことだ。結局は悪党の売るものを阿呆が買い、それを狂人が進歩と褒めているだけのことだ。

5・コモンセンスとは歴史の時間と国土の空間の双方とにおいてコモン(共通)なセンス(感覚・知覚)のことで、それを人為的な制定法 によって踏みにじるのは不徳の限りである。

6・「憲法は理想を語るものだ」という流布されている説も嘘である。憲法が国家の根本的な規範であるという背景には、理想と現実のあいだで、(状況に応じた)平衝を保つための基準を持って規範とみなすという考えがある。

7・国民社会の歴史がその公共的な規範を活力・公正・節度・良識として示す。要するに国民社会を律する規範は過去の輪郭として示され、そして未来への決断によって具体的内容が暫定的に示される。

8・プライマリー・バランスとは税収と一般財政支出とのあいだの差のことをさす。それを均衡させようとするのが財務省の一貫した姿勢となっており、それを経済世論が批判したことは一度もない。 僕の批判点は、どうして収支というフロー面だけを強調して資産保有というストック面に一切配慮しないのかということである。

9・日本人の民間金融資産は1700兆円くらいある。そのうち1000兆円ばかりが公債保有ということなので、また公債は(本来は国民のものたる)政府の民間に対する負債ということなのであるから、国家としては帳消しにされて、民間の純金融資産残高は700兆円になる。

10・  別の論点として日本人自身がそのほとんどすべてを保有しているといわれている公債は「現在世代の未来世代に対する借金」という観点がある。しかし、その借金によって未来世代の為のインフラの国家構造が整備されてきたのであり、その構造からサービスを享受するのは未来世代である。つまり未来世代がそのサービスへの支払いすることはなんの問題もない。

11・巨大な資産を使って国家の強靭性を強めるために、この世界危機の中で、様々なプロジェクトを、主として食糧とエネルギーの自給自足と都市住環境の再整備とを中心に立ち上げるということが国民社会主義に立つ国家の当然進むべき方向だと思われてならない。

12・日本人のいわゆる国民負担率(税金と年金支払)は西欧の先進諸国と比べて低い水準にある。それゆえ消費税であれ個人所得税であれ、長期的には、それらを徐々に引き上げることについて今から準備しておくことに僕は なにの異論もない。

13・学校教師についていえば、自分が情報伝達のプロレタリアートという位置づけられていることを承知の上で、生徒・学生にはフィロソフィー(哲学、知を愛すること)がなんであるかを伝えるべきマイクの前です黒板を背にして手を替え品を替えの芝居をしなければならないのである。

14・知識人たる者は、マスソサエティへの迎合を拒否しなければならないのである。そんな「
ペシズム のなかでのオプティミズム」を保ちつづけることなどは果たしてできるであろうか。そこで頼りになるのは チェスタトンが言う「人生の最大限綱領は一人の良い女、一人の良い友人、一個の良い思い出、一冊の良い書物」だと最初から思い定めておくことである。

15・生とは( 死に方のことも含めて)選択の休止することなき過程のことであり、選択には、変革を選好するにせよしないにせよ、公徳の規範が必要であり、その規範は無常なる歴史の流れの川床にあって恒常を保たんとする人々の然り気なくはあるものの間断なき私徳での努力によって保守される。

“Will the will of maintenance” Nishibe Susumu Heibonsha 301 page 2018 · 2

I summarized the essence.

1 · I tried to figure out what was flowing to the bottom of the genealogy of conservative thought, devised to make temporary construction to explore the essence of thought.

2 · If you look back at the history of war, invasion is often started in the form of making a prediction. In other words, the situation probably includes “crisis” as “unpredictable” beyond “risk (danger) as being predictable”.

3 · All the maxims are roughly all in the opposite adage.

4 · This world is divided into a rogue class (political boss and a millionaire) and an obscure class (a person easily multiplied by a new model epidemic) and a madman class (an innovator who advances and admires every change). This is what Chesterton said. In the long run, fake buys what the villain sells, it is just a crazy person praising it as progress.

5 · Common sense is common (common) sense (sensation / perception) in both historical time and space of national land, so it is imperial to trample it by artificial statute.

6 · The dissemination of the theory that the Constitution tells the ideal is also a lie. In the background that the Constitution is the fundamental norm of the state, there is the idea to regard it as a norm with the criteria for keeping an equilibrium (according to circumstances) between the ideal and the reality.

7 · The history of the public society shows its public norm as vitality, fairness, moderation, and conscience. In short, the norm that governs the national society is shown as the outline of the past, and concrete contents are provisionally indicated by a decision to the future.

8 · Primary balance refers to the difference between tax revenue and general fiscal expenditure. It is consistent attitude of the Ministry of Finance trying to balance it, economic opinion has never criticized it. My criticism is that why do not pay attention to the stock aspect of asset holding, emphasizing only the flow side of income and expenditure.

9 · The Japanese private financial assets are about 1700 trillion yen. Since only 1,000 trillion yen holds public bonds, since public bonds are debts to the private sector of the government (originally owned by the people), it is canceled as a state and the balance of private financial assets of the private sector is 700 It will be trillion yen.

10 · Public bonds which Japanese people themselves are said to possess almost all of them as another issue have a viewpoint of “borrowing against future generations of future generations”. However, the national structure of the infrastructure for the future generations has been improved by that debt, and it is the future generation that enjoy services from the structure. In other words, there is no problem for future generations to pay for that service.

11 · In order to strengthen the toughness of the nation by using huge assets, in this world crisis, we will launch various projects mainly focusing on self-sufficiency of food and energy and redevelopment of urban living environment It must be thought that the national socialist national course should naturally proceed.

12 · The so-called national burden rate (taxes and pension payments) of Japanese people is at a lower level than that of Western developed countries. Therefore, no matter whether it is a consumption tax or a personal income tax, I have no objection to keep preparing for gradually raising them over the long term.

13 · With regard to school teachers, knowing that they are positioned as proletariat of information transmission, students and students should be informed of what philosophy (philosophy, love knowledge) is before the microphone I have to change hands with the blackboard behind me and I have to change the goods.

14 · A person who is a knowledgeable person must refuse to meet the mass society. That “
Optimism in pesism “can continue to be maintained? The only thing that you can rely on is to prescribe from the beginning that Chesterton says “Maximum Code of Life is one good woman, one good friend, one good memory, one good book”.

15 · Life is the process without stopping the selection (including the way of death). For selection, whether it prefers change or not, the norm of the virtue is necessary and its norm Is maintained by the efforts of virtue without interruption although it is unbelievable of people who keep constant in the riverbed of the streamlined history flow.

オックスフォード & ケンブリッジ大学 世界一考えさせられる入試問題』ジョン・ファードン
河出文庫 275ページ 2017.11

エッセンスをまとめました。

1・オックスフォード大学とケンブリッジ大学の入試の面接官が出した難問奇問は、大学側が本当に賢い学生を、見つけることにある。

2・論理的に討論すること、これは決してもともと話がうまいとか、人と論じ合うのが好きだとかいう適性や好みの問題ではない。人生を成功に導く上で、また組織や社会や国家を説得して何かの目的を果たす上で絶対不可欠の技術だと、イギリスでは考えられている。

3・質問に対する解答の秘訣などない。要は水平思考なのである。水平思考とは、その言述を利用して、斬新で、どうかするとそれとはまるで関係のないアイデアを創出する考え方である。

4・あなたは自分を利口だと思いますか?

5・肥満の人も国民健康保険制度の無料サービスを受けてもいいでしょうか?

6・歴史は次の戦争を止め得るでしょうか?

7・幸せだ、とはどうゆうことですか?

8・運命とは 何ですか?

9・毛沢東主席は今日の中国を誇りに思っただろうと思いますか?

10・ なぜ世界政府はないのでしょうか?

11・コンピューターは良心を持つことができるでしょうか?

12・環境は貧困やエイズより大きな危機でしょうか?

“Oxford & Cambridge University The World’s Most Considerable Admissions Problem” John Furdon
Kawaide Paperback page 275 page 2017.11

I summarized the essence.

1 · The challenge presented by Oxford University’s and Cambridge University entrance examiners is to find university’s really smart students.

2 · Logically discussing, this is not a matter of suitability or preference that it never talks naturally or likes to argue with people. It is thought in the UK that it is an absolutely indispensable technology to persuade organizations, society and the state and to fulfill something by fulfilling the purpose of life.

3 · There is no secret of answers to questions. The point is horizontal thinking. Horizontal thinking is an idea that creates ideas that are novel and somehow unrelated to it using that statement.

4 · Do you think you are clever?

5 · Can people with obesity receive free service of national health insurance system?

6 · Can history end the next war?

7 · What do you mean to be happy?

8 · What is fate?

9. Do you think that Mao  Zedong would have been proud of today’s China?

10 · Why is there no world government?

11 · Can a computer have a conscience?

12 · Is the environment crisis more than poverty or AIDS?

インド哲学10講義』 赤松明彦 岩波新書 241ページ 2018.3

エッセンスをまとめました。

1・ 二千年以上にわたって重ねられてきたインドの思想的営みから、私たちは何を学ぶことができるのか。世界の成り立ち、存在と認識、物質と精神、業と因果、そして言葉それ自体についての深い思索の軌跡を考察する。

2・哲学の問いである、「この世界で人はいかに正しく生きるべきか」も重要な問いとして古代インドにもあった。いや、実はインド哲学の諸学派は、すべて、この問いに答えることを自分たちの哲学の役目としていたということができるのである。とにかくインドの思想家は、唯物論者を別にして、すべてその学問の最終目的としては人生の苦=輪廻からの解放を説いているのである。

3・哲学的思考は、世界の背後に普遍的な原理のはたらきを認め、抽象的な概念と論理的な言葉の使用によって世界の成り立ちを説明しようとするものであることができる。

4・古代ギリシャでは、一と多も間に、火・空気・水・土の四つの基本元素を置いていた。

5・中国にも、木・火・土・金・水を元素に数える五行説によって森羅万象を説明する思想があった。

6・インドにも、地・水・火・風の四元素を基本的な構成要素とする考えが現れてくる。そのような一と多を 媒介する要素として、熱と水と食物が示されるのである。

7・この世の生き物たちの種は、ただ三つのみである。卵から生まれたもの、別の生命(母胎)から生まれたもの、芽から生まれたものである。

8・卵は温められて孵化するから「熱」から生まれるものである。胎生動物は、人間や牛などの哺乳類である。母胎は羊水で満たされているから、「水」から生まれるものである。芽から生まれたものとは、植物のことである。植物は、芽すなわち「植物」から生まれるものである。

9・世界は有限であるか、無限であるかと問うならば、世界について四通りで考える。
実体の点から、 (2)空間的場所の点から、(3)時間の点から、(4)上体の点から。

10・因中有果論とは、「原因の内に結果は存在する」ということである。

“Lecture on Indian Philosophy 10” Akihiko Akamatsu Iwanami Shinsho  241 pages 2018.3

I summarized the essence.

1.What can we learn from Indian ideological activities that have been superimposed over 2 thousand years. Consider the trajectory of deep thought about the world’s existence, existence and recognition, substance and spirit, work and causation, and words itself.

2. Question of philosophy, “How to live correctly in this world” was also an important question in ancient India. No, in fact all the schools of Indian philosophy can be said to have their philosophy’s responsibility to answer this question. Anyhow Indian thinkers, apart from materialists, are all preaching the liberation of life from the circulation as the ultimate goal of that discipline.

3 · Philosophical thinking allows you to recognize the work of universal principles behind the world and to explain the origins of the world by using abstract concepts and logical words.

4 · In ancient Greece, there were four basic elements of fire, air, water and soil between one and many.

5 · In China, there was also a thought to explain the whole phenomenon by a five-line theory that counts trees, fire, earth, gold, and water as elements.

6 · In India, the idea of using the four elements of earth, water, fire and wind as the basic constituent elements appears. Heat, water and food are shown as elements that mediate such one and many.

7 · The seeds of this world are only three. It was born from eggs, born from another life (maternity), born of buds.

8 · Since eggs are heated and hatched, they are born from “heat”. The embryonic animal is a mammal such as a human being or a cow. Because the womb is filled with amniotic fluid, it is born from “water”. What was born of the bud is a plant. Plants are born from buds or “plants”.

9 · If you ask if the world is finite or infinite, think about the world in four ways.
From the point of substance, (2) from the point of the spatial location, (3) from the point of time, (4) from the point of the upper body.

10 · What is causal fruitful meaning is that “the result exists within the cause”.

春宵十話』 岡 潔、 光文社文庫 、225ページ、2018.10 16刷発行、1963年2月 毎日新聞社刊

エッセンスをまとめました。

1・人の中心は情緒である。情緒には民族の違いによっていろいろの色調のものがある。たとえば春の野にさまざまな色どりの草花があるようなものである。

2・私は数学の研究をつとめている者であって、大学を出てから今日まで39年間それのみにいそしんできた。数学とはどうゆうものかというと、自らの情緒を外に表現することによって作り出す学問芸術の1つであって、知性の文字板に、欧米人が数学と呼んでいる型式に表現するものである。

3・これは日本だけのことでなく、西洋もそうだが、学問にしろ教育にしろ「人」を抜きにして考えているような気がする。実際は、人が学問をし、人が教育をしたりされたりするのだから、人を生理学的にみればどんなものか、これがいろいろの学問の世界中心になるべきではないだろうか。

4・早く育ちさえすればよいと思って育てているのがいまの教育ではあるまいか。すべて成熟は早すぎるよりも遅すぎる方がよい。これが教育というものの根本原則だと思う。

5・頭で学問をするものだという一般の観念に対して、私は本当は情緒が中心になっているといいたい。

6・よく人から数学を学んで何になるもかと聞かれるが、わたしは春の野に咲くスミレはただスミレらしく咲いているだけでいいと思っている。ただ数学を学ぶ喜びを食べて生きているというだけである。そしてその喜びは「発見の喜び」にほかならない。

7・発見のまえに緊張と、それに続く一種のゆるみが必要なのではないかと考える。トンネルを抜けてそれまで見えなかった海がパッと直下に見えたとたん、ぶつかっていた難題が解けてしまった。自然の感銘と発見とはよく結びつくものらしい。

8・孔子の「論語」に、最初は学をつとめ、次に学をこのみ、最後に学を楽しむと述べている。

9・私の生活のやり方は、一言でいえば自然に従うということである。

10・さし当たって教育をどう改めていくかであるが、経験から学ぶのが科学であるからには、暗中模索するよりは、戦前に戻してそこから軍国主義を抜けばよいと思う。

11・義務教育は何をしなければならないかとなると、これは道義的センスをつけることの一語につきるのであるまいか。

12・ポアンカレーは、数学の本質は調和の精神だと言う。

13・いま大学に入っている男性は機械文明にばかりに興味を持ち、真善美は教えにくい。頭の働きも機械的になっている。むしろこれからの傾向として機械的なことは機械に任せ、そうでないのを教えるべきだと思う。

14・最近機械が発達して機械的なものは機械にやらせばよいようになってきた。こうなると数学の役目というのは機械にはできないことをやるということになる。それは調和のとれた精神を教えるということである。調和の精神なしに科学を発達させてはいけない。

15・数学の目標は真の中における調和であり、芸術の目標は美の中における調和である。どちらも調和というかたちで認められるという点で共通しており、そこに働いているのが情緒であるということも同じである。

16・芭蕉は人生は旅のようなものだといっている。私にも、人は長い旅をするもので、人生とはその旅の一日であるような何だかそんな気がしている。

17・義務教育でもっと道義の教えを強調し、そしてだれでも一つぐらい長所はかならずあるので、それをクローズアップすればよい。

“Spring Ten Talks” Kiyoshi Oka, Kobunsha Bunko, page 225, 2018.10 16 publication issue, February 1963 Mainichi Shimbun publication

I summarized the essence.

1・The center of a person is emotion. There are things of various colors depending on ethnic differences in emotion. For example, there are various colored flowers in the field of spring.

2 · I am a researcher in mathematics, and since I left college I have only been there for 39 years to this day. What matters is mathematics, which is one of the academic arts created by expressing his emotions outside, and expresses it in the form of Western intelligence called mathematics on the dial of intelligence is there.

3 · This is not only about Japan but also in the West, but it seems like I’m thinking about ‘people’ without learning or education, either. Actually, since people conduct academics and people educate, what kind of physiological view of a person should this be the world center of various academics?

4 · Is not it education now that I think that it is only necessary to grow up quickly? All maturity is better than too early. I think this is the fundamental principle of education.

5・ I would like to say that emotions are central to the general idea that it is a thing to study at the head.

6 · I often ask myself about teaching mathematics from people, but I think that violets blooming in the field of spring are only blooming like a violet. Just being alive by eating the joy of learning mathematics. And that joy is no better than “joy of discovery”.

7 · I think that tension and a kind of loosening following it are necessary before discovery. As soon as I could see through the tunnel the sea that I had not seen before, I could solve the conflicting problem. It seems that impression of nature and discovery are connected well.

8 · Concerning Confucius of Confucius, I first stated that I will study, then I will study this and finally enjoy my studies.

9. My way of living is to obey nature in a word.

10 · It is how to reform education in the meantime, but from the experience that learning from experience is science, I think that it is better to go back to militarism from there before returning to war rather than dark scoring.

11 · When it comes to compulsory education what should be done, is this a word of attaching moral sense?

12 · Poin Curry says that the essence of mathematics is the spirit of harmony.

13 · Men who are currently in college have an interest in machine civilization, and true and beauty is hard to teach. The workings of the head are also mechanical. Rather, as a future tendency, I think that mechanical things should be left to the machine and that they should not be taught.

14 · Recently opportunities have developed and it is becoming better to mechanically deal with mechanical problems. In this way, the role of mathematics means doing things that the machine can not do. That is to teach a harmonious spirit. Do not develop science without the spirit of harmony.

15 · The goal of mathematics is harmony in the real world, and the goal of art is harmony in beauty. Both are common in that they are accepted in the form of harmony, and it is the same that emotion is working there.

16 · Basho says that life is like a journey. For me, people travel long, and life seems to be something like life being a day of their journey.

17 · Emphasize the teachings of Morality in compulsory education, and anyone can have as much strength as one, so close it up.

日本進化論 2020年に向けて』 出井伸之 幻冬舎新書 142ページ 2007.7

エッセンスをまとめました。

1・リスクよりメリットの大きいグローバル化  グローバル企業の好況は、世界の隅々まで及んでおり、それは新興国の成長を大きく促している。

2・ 日本の周りにあるアジアの国は、極端に言えば、すべて「社会主義」の国である。民主主義と資本主義の定着している日本は、アジア全体のなかではかなり異質な国だとわかる。

3・21世紀初頭のいま起きているのは、まさに新たな「大国の興亡」であり、アメリカ、EU、中国、ブラジル、インドといった、新たな超大国同士のエゴがぶつかり合う転換期に、日本はどうしたらいいのか。これからの日本がとりうる3つの選択肢がある。
アメリカ型の拡大主義を拒否し、「循環型社会」でいく。
アメリカ型の拡大主義をあくまでも追求する。
そのどちらでもないr、日本独自の経済成長モデルをつくる。

4・日本企業が中国に買われる時代。

5・産業資本主義に基づくリアル(R)な経済とITや金融といったバーチャル(V)な価値に基づく経済がある。20世紀はアメリカの資本主義が世界を支配した「成長の時代」であるとともに、最終的に金融資本主義とグローバル化に行きついた時代であった。
現在のアメリカはIT、金融、軍事、石油、農業の5つの産業を支えセットでもった強大国で、このうちITと金融は完全にバーチャルの世界、言い換えればネットの世界である。

6・日本企業が抱える「ABCD」というリスク
日本企業がいわゆる「失われた10年」から脱し、ここ数年で好調に転じた理由は、よくABCDで表現される。「A」はアメリカ経済の好況、「B」は銀行の不良債権処理、「C」が中国経済の高成長、「D」がデジタル景気である。

7・日本社会が抱えているリスクを同じようにABCDで表現するっと、次のようになる。
Aging (高齢化)
Bureaucratism (官僚主義)
Closed Society (閉鎖社会)
Domestic Focus (国内中心主義)

8・これまでのソニーはAV(オーディオ・ビジュアル)のリーディングカンパニーであるという認識があったが、これからはそうした得意分野であるAV領域に加えて、パーソナルコンピュータ(パソコン)を中心とするIT(情報通信技術)を取り入れる必要性を強く感じた。

9・メトカーフの法則
ネットワークがもつ価値は、そのネットワークにつながっている者の数の二乗に比例する。つまりユーザーが多くなればなりほど、ネットワークの価値は急激に高まっていくという法則。

10・インターネットのバーチャル空間だけでなく、通信機器や家庭用電化製品、さらには道路や建物の壁など、生活のすべてが次世代インターネットにつながるようになる。

11・教育と企業の関係を組み替える
大企業が大学を買って、そこに投資していくというモデルというものがあってもいい。

12・今後の日本の経済成長を測るためには、GDPに代わる新しい経済指標が必要である。日本がもっと積極的に海外投資をしていくと考えると、企業という連結決算の考え方をしたほうがいい。日本で生まれる富と、日本企業が海外で稼いだ富と、海外からの投資から得られる利益の全部で国の経済的な価値を考える、GGO (Gross Global Value-Creation) といった指標をつくってはどうか。

13・21世紀の日本は、グローバルに門戸を開くと同時に、ローカルでは「循環型社会」としてやっていく。IT によってモノや情報がネットワークを介して動くようになり、人々がグローバルな視点で考える時代になることで、人口が減っても成長できる経済モデルを、マクロ経済学的につくるべきである。

14・これからの日本は、多様な価値を 認め、考えの異なる人たちが共存できる、 知的レベルの高い国にならなければいけない。農業、伝統工芸、次世代技術開発、工業などといった分野で、日本はどうすでに多様な知がが存在している。

15・時代の転換期である今は、世界との関係を考え直す絶好の好機である。これからの日本は、自分の力で将来の道を切り開いていく必要がある。アメリカ一辺倒から卒業し、 日本が国家として自立・自律すべき時が来ている。これからの日本がめざすべき新たな道を、私は「共創」資本主義と名付けたい。

16・「環境国家宣言」、「平和国家宣言」、「文化国家宣言」の三つを、日本の政治のゆらぐことのない基本方針とすれば、過去のどんな大国もなしえなかった大きな影響力を、世界に対してもつことができる。

17・日本の社会に創造的なイノベーション、つまり新しい産業、あたらしい事業を生みだす仕掛け作りが必要である。熟練のCEOの経験や知識を、そして彼らが紡ぎ出すネットワークと、若い起業家のエネルギーや技術を掛け合わす場を提案したい。また、そうした「掛け算」から創出されるあたらしい価値を、これからの世界で中心的な役割を担っている金融資本と掛け合わせて、さらなるイノベーションを促進したいと考えたい。

“Toward the Evolutionary Theory of Japan 2020” Nobuyuki Idei Gentosha Shinsho 142 pages 2007.7

I summarized the essence.

1 · Globalized Global Merit which is Better Than Risk The boom of global companies extends to every corner of the world, which greatly encourages the growth of emerging economies.

2 · Asian countries around Japan are, in extreme terms, all “socialist” countries. Japan that democracy and capitalism are established has proven to be a very different country among Asia as a whole.

3. What is happening at the beginning of the 21st century is the new “rise and fall of the great powers”, and in the transition period when the ego of new superpowers collide with each other, such as the United States, the EU, China, Brazil, and India, Japan What should I do? There are three options that Japan can take in the future.
Refusing American expansionism, we will go on a “recycling-oriented society”.
We will pursue the American type of expansionism to the last.
It is neither of them nor Japan to create its own economic growth model.

4 · An era in which Japanese companies are bought in China.

5 · There is a real (R) economy based on industrial capitalism and an economy based on virtual value such as IT and finance. In the 20th century, the capitalism of the United States dominated the world “the age of growth” as well as it was an era when finally went to financial capitalism and globalization.
Currently America is a powerful country supporting five industries such as IT, finance, military, oil and agriculture, IT and finance are completely virtual worlds, in other words the world of the net.

6 · Risk of “ABCD” held by Japanese companies
The reason why Japanese companies have gone off from the so-called “lost decade” and the company has turned out to be favorable over the last few years is often expressed in ABCD. “A” is a boom in the American economy, “B” is processing of bad loans in banks, “C” is high growth in China’s economy, and “D” is digital economy.

7 · Representing the risks that Japanese society has in ABCD in the same way, it becomes as follows.
Aging (aging)
Bureaucratism (bureaucracy)
Closed Society
Domestic Focus (domestic centrality)

8 · Recognizing that Sony is the leading company of AV (audio / visual), from now on, in addition to the AV area which is such a specialty field, IT (Information Communication technology) to be adopted.

9 · Metcalf’s law
The value of the network is proportional to the square of the number of people connected to that network. In other words, as the number of users increases, the value of the network rises sharply.

10 · In addition to the virtual space of the Internet, everything in life, such as communication equipment, home appliances, walls of roads and buildings, will be connected to the next generation internet.

11 · Rearrange the relationship between education and business
There is a model called a large company buying a university and investing there.

12 · To measure the future economic growth of Japan, a new economic indicator to replace GDP is necessary. Considering that Japan will actively make overseas investment, it is better to think about the consolidated settlement of accounts as a company. Making an indicator such as Gross Global Value Creation (GGO) that takes into consideration the country’s economic value with all the wealth born in Japan, the wealth earned by Japanese companies abroad, and the profits gained from overseas investment please.

13 · Japan in the 21st century opens its doors to the global market and at the same time as a local recycling-oriented society. Economic models that can grow even if the population declines should be made macroeconomically, as IT and mono and information become moving through the network and IT becomes an era when people think from a global perspective.

14 · In the coming years, Japan has to become a country with a high intellectual level that recognizes diverse values and people with different ideas can coexist. In the fields such as agriculture, traditional crafts, next generation technology development, industries, etc., Japan already has diverse knowledge.

15 · It is a great opportunity to rethink the relationship with the world now that it is the turning point of the era. Japan in the future needs to open up a future path with my own power. The time has come since graduating from the United States as a whole, and Japan should be independent and autonomous as a nation. I would like to name the new way Japan should pursue in the future as “co-creation” capitalism.

16 · If three basic policies of politics of Japan are not to fluctuate, three of “Environmental State Declaration”, “Peace State Declaration” and “Cultural State Declaration”, the great influence that any major powers could not have achieved in the past You can have it against the world.

17 · It is necessary to create creative innovation in Japanese society, that is, a new industry, a mechanism to create a new business. I would like to propose experiences and knowledge of skilled CEOs, and a place where they can multiply young entrepreneurs’ energies and technologies with the networks they spin. I also want to encourage further innovation by multiplying the new value created from such “multiplication” with the financial capital that plays a central role in the future world.

ONとOFF 出井伸之 新潮社 222ページ 2002.4

エッセンスをまとめました。

1・どちらの方向に向かっているのかといったビジョンプラットフォームを共有することが大切である。常に協調と競争があり、だからこそ、個別のディールだけでなく、彼らみんなとビジョンを共有していることの大切さを感じる。

2・「ソニーのために」何が一番必要なのかを、第一に考えてみるべき時期だと思う。広い視野で物事を捉え、長期的にソニーはどうあるべきか、ソニー全体がよくなるために組織はどうあるべきか、そのために自分は今具体的に何をすべきかなど、よく考えていきたい。その全体のバランス方向性の中で、自由と闊達さを育てたい。

3・結論から各論を導き出す。

4・未来は予言するものではなく、自分で創り出すものである。

5・当時、ソニーの社長になると思ってもみなかったが、ソニーの10年後を、自分の属する組織の枠を超えて真剣に考えていた。AV+IT、ハードとコンテンツを結ぶディストリビューション・ビジネスへの進出、IT時代に対応した統合と分極の事業体制など、社長になって実行したことがほとんど書いてあった。

6・「利己的な遺伝子」(リチャード・ドーキンズ著) この本は、個体が遺伝子を利用して自分の子孫を残しているのではなく、遺伝子が我々を利用して遺伝子を増殖させているのだという、ダーウィン以来の遺伝子の根底を覆すような発想で書かれている。

7・小澤征爾さんと話しているうちに、指導者と経営者とは共通点があると感じた。孤独である。常に勉強し続けなければいけない。基礎に忠実な部分と、革新を意識する部分とが両立しなければいけない。人材育成への情熱。

8・ドラッカー氏が主張する重要なポイントは、「リーダーが求められているのは、共通のビジョンを示すリーダーであるとともに、専門領域に入ったら専門家の意見に耳を傾けられること」。今までの工業化社会で最適とされてきた、「コマンド&コントロール」では対応できない。

9・個々のカルチャーが相互依存=共生していることを理解した上で、それぞれのカルチャーを尊重しつつ、ソニー全体としてのカルチャーを創造しなくてはならない。グローバル化、スピードの時代にいかに適応するのか、「変革」を模索する際に、変える必要があるものと変えるべきでないもの、その見極めが重要である。

10・個々のカルチャーが共生しながら、全体を感じることができる共通の「ビジョン」を示すことが重要である。

11・大企業に勤めることはハイリスクだと気づく人が多くなる。だから会社の大きさで選ぶのでなく、自分が好きなことをするのが一番である。

12・第二の職業を隠し持っている人は、ニューヨークには意外と多くいる。競争も激しいのでなかなか目指す一つの職業だけでは生き残っていけない。

13・仕事は情熱、粘り強さ、一貫性が重要である。

14・ワインはコミュニケーション。

15・現在の延長に未来はない。これからの時代、ファーストランナーでなければいけない。温故知新の反対側。「訪未創新」というものが言葉を作ってみた。

16・改革のための8つのステップ
危機意識の確立
強力なガイドチームの形成
ビジョンの創造
ビジョンの伝達
ビジョンに向かって行動するように全社員を奨励
短期的成果の計画と実行
更なる改革の推進
新しいアプローチの制度化

17・ピーター・ドラッカー 「予測はしていない。人が気づかないわずかな変化を予兆として捉えているだけ。それについて思索するのが私の仕事である」

18・イタリアワインは特にトスカーナが大好きなのですが、品質管理の面で当たり外れが多い。私の感覚では、カリフォルニアワインは主張が強く単体で楽しめる、一方、フランスワインは必ず食べ物との相性を考えてしまう。ワインは、美味しい飲み物であると同時に、「知的アドバイザー」でもある。

19・固定観念から脱却した発想で日々の「人生」をリ・ジェネレートしてゆかなければ、われわれに未来はない。

“ON and OFF Idei Nobuyuki Shinchosha 222 pages 2002.4

I summarized the essence.

1 · It is important to share a vision platform such as which direction you are headed for. There is always cooperation and competition, so that’s why I feel the importance of sharing visions not only with individual deals but also with all of them.

2 · For “Sony” I think that it is time to think about what is most necessary first. I want to think things with a wide perspective and consider how Sony should be in the long run, what organization should be in order for Sony to be better overall, and what I should do specifically for that. I want to raise freedom and openness in the overall balance direction.

3 · We draw each theory from the conclusion.

4 · The future is not what you predict but is what you create yourself.

5 · I thought that I would become president of Sony at that time, but I was thinking seriously beyond the framework of Sony’s ten years later than the organization of my organization. Mostly it was written that he was president, including AV + IT, entering into a distribution business that links hard and content, integration and polarized business structure corresponding to the IT era.

6 · “Selfish Gestagon” (written by Richard Dawkins) This book notes that individuals use their genes to leave their descendants, but the genes use us to grow genes It is written with an idea that reverses the root of the gene since Darwin.

7 · While speaking with Seiji Ozawa, I felt that the leader and the manager had something in common. It is lonely. I have to keep studying all the time. It is necessary to balance both the faithful to the foundation and the part aware of the innovation. Passion for human resources development.

8 · An important point claimed by Mr. Drucker is that “leaders are required to be a leader who shows a common vision and that they can listen to expert opinion when entering the specialized field.” It can not cope with “command & control”, which has been regarded as optimal in industrial society so far.

9 · Understanding that each culture is interdependent = coexistence, while respecting each culture, we must create a culture as a whole Sony. How to adapt to the era of globalization and speed, it is important to determine what needs to be changed and what should not be changed when seeking “change”.

10 · It is important to show a common “vision” that allows you to feel the whole while coexisting individual cultures.

11 · Many people find that working for large companies is a high risk. So it is best not to choose according to the size of the company, but to do whatever you like.

12 · There are surprisingly many people who have secrets of the second profession in New York. Since competition is also intense, it is difficult to survive with just one occupation that aims hard.

13 · Passion, tenacity and consistency are important for work.

14 · Wine is communication.

15 · There is no future for the current extension. In the future, it must be the first runner. The other side of warm innovation. “Visit freshness” attempted to make words.

16 · 8 steps for reform
Establishment of crisis awareness
Formation of a powerful guide team
Creating a vision
Transmission of vision
Encourage all employees to act towards the vision
Plan and execute short-term outcomes
Promotion of further reform
Institutionalization of a new approach

17 · Peter Drucker “I have not made any predictions, I only catch the slight change that people do not notice as a sign, it is my job to think about it”

18 · Italian wines especially love Tuscany, but there are many hits in terms of quality control. In my sense, California wine is strongly claimable alone, while French wine necessarily thinks of compatibility with food. Wine is a delicious drink and at the same time an “intellectual advisor”.

19 · If we do not re-generate our daily “life” with ideas that have evolved from stereotypes, we have no future.

日本大転換 あなたから変わるこれからの10年』 出井伸之 幻冬舎新書 194ページ、2009.9

エッセンスをまとめました。

1・経済体制から見れば、中国はアメリカに近づき、アメリカは中国に近づいている。

2・グローバル金融主義のルールは、市場原理を究極にまで突き詰めたような弱肉強食の世界だ。強者が一人勝ちするギャンブル性の強いマネーゲームである。

3・知人からロシアで流行っているというジョークを聞いた。ある日、お腹を空かしたオオカミが、森で一匹のウサギに出会った。ウサギはおびえながら言った。「私をたべてもお腹はいっぱいにならないでしょう。北へ行けば、もっとたくさんの仲間がいますからお教えします」。オオカミは「ありがとう」と言って、まずそのウサギを食べてから北に向かい、更にたらふくウサギを食べて同じ場所に戻ってきた。ウサギを食べた場所に来て「情報をくれて、いいウサギだったな」と感激にふけりながら墓を建てた。オオカミは墓になんと書いたか。「君こそ真のパートナーだった」。

4・資本主義をアメリカのような個人主義的で短期利益を求める「アングロサクソン型資本主義」と、日本・ドイツのような集団主義的で長期的利益を求める「アルペン型(またはライン型)資本主義」とに類型化している。これに加えるならば、韓国やシンガポール、台湾などのように、国家主導で産業を育成していく、「国家資本主義」とでも呼びたくなるモデルも見受けられる。日本では「官民一体」へのマイナスイメージが刷り込まれているが、現在、日本以外を見回して官民が一体となって産業を推進させていない国を見つけるのが難しい。

5・チャンスはピンチと同時に訪れる。逆にいうと、危機意識のないところにチャンスはやってこない。

6・日本がアジアに対して最も貢献できるとすれば、インフラ整備という分野ではないかと思う。20世紀に日本が統合した力を、もう一度、21世紀に向けた新しいシステム産業に転換するのである。インフラといっても、石油や鐵道、高層ビルといった20世紀の都市基盤ではない。安価で効率のいい新興地域や農村地域にも対応できるインフラである。

7・私が設立したクオンタムリープの理念の一つは、戦後の産業資本主義時代の経験を積んだ経営者が、その経験を次世代に伝えていくことだ。それはすなわち新たなイノベーションに向けたプラットフォームづくりでもある。

8・今日本がなすべきは、未来に向けた投資である。具体的には、教育であり、研究開発だ。

9・日本は「オーバースペックの国」になっているのではないか。つまり過剰性能だ。利用者にとって不要な機能まで盛りこんでいる。

10・閉鎖性の中に開放性を宿す京都の強み。

11・伝統企業でありながら、時代の要請に応じて大きく変化を遂げる。そのパワーは伝統と革新を併せ持つ京都という風土に根ざしている。このローカルな閉鎖性と豊かな開放性に根ざした新陳代謝のシステムを「京都モデル」と呼ぶならば、「日本全体の京都化」ごいうコンセプトもありうる。

12・グローバル化に対抗する方法は二つある。もっとグローバル展開するか、あるいはローカルに徹するか。

13・ローカルな閉鎖性で構成された独自の文化は、世界に躍り出たとき、逆に普遍的な価値を有する。つまり、ローカルに徹してこそグローバルに開かれるわけだ。この「グローカル」という逆説性にこそ、日本独自の強みがあるのではないか。

14・長所は別角度から見れば短所である。日本を見直して、長所といわれてきた特徴がじつは短所であったり、その逆もおおいにありうる。求められるのは複眼的思考である。

15・私たちに問われているのは、情報が急速度で拡散していく中で、逆にそうした情報を求心力にかえ、新しい構造、次なる秩序をつくり出すか、ということになる。

16・経営学者ピーター・ドラッカーは「ビジョン以外はすべてアウトソースできる」とさえ述べている。

17・新しいメッセージを打ち出すには、「未来ビジョンの構想力」と「具体的な実行力」の両方が求められる。日本は地理的にも思想的にも、これまでのグローバリゼーションの中心だったアメリカとこれからの中心となるであろう中国に挟まれた位置にいる。今、文化、伝統も含めた東洋的な思想と西洋的な思想の掛け算を起こせるのは、日本を置いて他にはない。

18・本論で述べた提言を整理する。大きく2つに分けられる。
日本列島改造(内需拡大)
アジア貢献に輸出産業の育成(外需創出)

19・アジアへに日本文化や技術を発信する具体策は次の4つである。
自然エネルギー利用による地球環境問題への対応
京都発のエコカーレース
日本のアーティスたちによるシルクロード・ライブ
オープンイノベーション型研究開発プラットフォーム

20・夢とはもともとバルブなものだ。逆に言えば、バブルは人間の夢なのだ。バブルを起こすパワーがないのは、夢がないということだ。

21・時代の転換期においては、様々な角度から「仮説」が世に提示されなければ次の時代が作られることはない。

“Ten Years of the Future to Change from Japan to Great Changes” Nobuyuki Idei Gentosan shinsyo 194 pages, 2009.9

I summarized the essence.

1 · From an economic perspective, China approaches the United States, and the United States is approaching China.

2 · The rule of global financialism is the world of weak cookery that has put the market principle to the ultimate. A strong gambling money game in which the strong man wins.

3 · I heard a jokes from acquaintance that it is popular in Russia. One day, a wolf who got hungry met a rabbit in the forest. The rabbit said, frightened. “Even if I eat me, my stomach will not fill up.If you go to the north, I will teach you because there are many more rabbit” The wolf said “Thank you”, first ate that rabbit, headed north, then ate another rabbit to return to the same place. I came to a place where I ate a rabbit and built a grave while indulging in emotion “I got information and it was a good rabbit.” What wolf wrote in the grave. “You were the real partner.”

4 · “Anglo-Saxon type capitalism” seeking individualistic short-term benefits like the United States and “alpine type (or line type) capitalism seeking long-term collectiveistic interests like Japan and Germany It is typified as “principle”. If you add to it, you can also see a model that you will want to call it “state capitalism”, like Korea, Singapore, Taiwan etc, which nurture industry with national leadership. In Japan, a negative image to “public and private unity” has been imprinted, but now it is difficult to find a country where public and private sectors are not promoting industry, looking around other than Japan.

5 · Chance comes at the same time as pinch. Conversely, opportunities do not come to places where there is no sense of crisis.

6 · If Japan can make the most contribution to Asia, I think that is the field of infrastructure development. We will convert the power that Japan integrated in the 20th century to a new system industry for the 21st century once again. Even with infrastructure, it is not the city base of the 20th century such as oil, iron and high-rise buildings. It is an infrastructure that can deal with inexpensive and efficient emerging areas and rural areas.

7 · One of the philosophies of Quantum Leap, which I established, is that managers with experiences of postwar industrial capitalist era will convey their experiences to the next generation. That is also a platform for new innovation.

8 · What Japan should do now is an investment for the future. Specifically, it is education, research and development.

9 · Is not Japan a “country of over specs”? That is excessive performance. It also features functions unnecessary for users.

10 · Strengths of Kyoto with openness in closedness.

11 · Even though it is a traditional company, it changes greatly according to the demands of the times. Its power is rooted in the climate of Kyoto which has both tradition and innovation. If we refer to this system of metabolism rooted in closeness and rich openness as the “Kyoto model”, the concept of “Kyoto as a whole in Japan” can also exist.

There are two ways to combat globalization. Do you develop more globally or to be local?

13 · A unique culture composed of local closure, when leaping out to the world, has universal value on the contrary. In other words, it is open to the world only when it is done locally. Whether this paradox of “Glocal” there is a unique strength of Japan.

14 · The advantage is disadvantage from another angle. The characteristic which has been said to be a strength by reviewing Japan is in fact a disadvantage, and vice versa. What is sought is a compound eye thinking.

15 · What is asked by us is that as information spreads rapidly, conversely it turns such information into a centripetal force, creating a new structure, the next order.

16 · Management scholar Peter Drucker even tells us that “all but the vision can be outsourced.”

17 · In order to establish a new message, both “the vision of the future vision” and “concrete execution power” are required. Japan is geographically and ideally in a position sandwiched between the United States which was the center of globalization so far and China which will be the center of the future. Now, there is no other place in Japan that can multiply East Asian thought, including culture and tradition, and Western thought.

18 · Organize the recommendations mentioned in this thesis. It can be roughly divided into two.
Japan archipelago remodeling (expansion of domestic demand)
Training export industries to contribute to Asia (creating external demand)

19 · There are four specific measures to disseminate Japanese culture and technology to Asia.
Responding to global environmental problems by using natural energy
Eco car race from Kyoto
Silk road live by Japanese artists
Open Innovation Type R & D Platform

20 · A dream is originally a valve. In other words, the bubble is a human dream. There is no power to cause a bubble, there is no dream.

21 · In the transition period of the times, unless “hypotheses” are presented to the world from various angles the next era will never be created.

進化するプラットフォーム』出井伸之 角川学芸出版 275ページ 2015.7

エッセンスをまとめました。

1・1990年代以降のインターネットの発展は、ムーアの法則、収穫逓増の法則、メトカーフの法則により、企業価値の考え方をまったく変化させてしまった。

2・ムーアの法則  インテル社ファウンダーのゴードン・ムーア博士が提唱した経験則で、半導体の集積密度は時間の経過に対して指数関数的に上昇する、というもの。半導体の集積度が一定のペースで高まっていくと、安くて高性能な半導体チップが登場してコンピューターの性能も向上していくというもの。CPUのスピードは1.5年で2倍、10年で換算すると100倍程度になる。

3・収穫逓増の法則  半導体企業は、規模を大きくしていくことで競争力を増していくというもの。
4・メトカーフの法則  インターネットの外部性。SNSなどに見られるように、サービスのユーザーが増加することで、情報コンテンツおよびその情報ユーザーがともに自律的な増加をする。そのため、企業価値も自律的に飛躍的な増加をみせる。

5・これまでのメーカー全盛の時代の企業価値の源泉とは、ハードそのものの付加価値であった。それがインターネットの時代では、この立場が逆になり、ユーザー(サービス参加者)が自由にサービスを選択して、情報を発信したり、行動したりする「情報基盤」となって発展した。

6・プラットフォーム企業の価値は、参加者の数であり、参加者の価値観など属性の分析ができるデータをもつことがその基本となっている。また、ユーザーにとって便利な生態系であることが、必要条件である。

7・戦後の20世紀、主に規格品の量産で世界に勝利した日本企業は、21世紀の発展のために、社会を支配するルールが変わったことを認識すべきだろう。

8・半導体産業を支配する、収穫逓増の法則(規模が競争力を高める)を理解する。

9・フェースブックやLINEなど情報すべては参加者が自律的に増加するという、メトカーフの法則(インターネットの外部性)を応用できる。

10・ユーザーが自由に情報を集め、自ら行動できるプラットフォーム企業が単品のハードの価値を提供する非プラットフォーム企業と比較し、株式市場の時価総額で大きな価値をつける。

11・現在の世界を眺めると、端的にいえば「アップルプラットフォーム」と「グーグルプラットフォーム」に二分されているといえよう。

12・2030年までの期間に新しい価値を創出する企業をしっかり世に送り出せるかどうかは、日本にとって非常に重要な課題である。そうした意味でも、21世紀に日本が生き残るための大変重要な時期になるであろう。

13・21世紀に入り、世界は欧米諸国が覇権を握る大西洋中心の社会から、アジアや中国、アメリカ西海岸などの環太平洋を中心とする社会にパワーシフトが進んでいる。地政学的にみたとき、日本は環太平洋諸国の中心に位置していることを考えれば、これら環太平洋に向けたプラットフォームを考えることが必要となる。

14・ 21世紀の戦争は情報戦争である。予測もしない外部からのサイバー攻撃が後を絶たない一方、それに対するセキュリティ体制・意識が極めて弱いと言わざるをえない。最早インターネット上のセキュリティは国防の概念とも無縁ではない。プラットフォームとしてのオープン性を保ちつつ、一方で高度化が進むサイバー攻撃にも耐えられるロバストネスも兼ね備えた、Open/Closeシステムであることも重要だと考える。

15・そしてこのような議論のために、「老・壮・青」すべての視点から意見を集約する、しがらみのない研究会が組織されるべきである。国民の英知を結集して、「共創」し「創発」する、そのような「共創発」プロジェクトとして、次世代プラットフォーム創出に向かってほしい。

“Evolving platform” Nobuyuku Idei Kadokawa Gakugei Publishing 275 pages 2015.7

I summarized the essence.

1 · The development of the Internet since the 1990s completely changed the way of thinking of corporate value by Moore’s law, the law of increasing returns and Metcalf’s law.

2 · Moore’s law According to the rule of thumb advocated by Dr. Gordon Moore of Intel founder, the concentration density of semiconductor exponentially rises with the passage of time. As the degree of integration of semiconductors increases at a constant pace, cheap and high-performance semiconductor chips will emerge and the performance of computers will improve. The speed of the CPU is doubled in 1.5 years, and it is about 100 times when it is converted in 10 years.

3 · Law of increasing returns The semiconductor company is to increase its competitiveness by increasing its scale.
4 · Metcalf’s law Externality of the Internet. As seen in SNS etc., as the number of users of service increases, both information contents and information users thereof autonomously increase. Therefore, corporate value also shows a drastic increase autonomously.

5 · The source of the corporate value of the era of the manufacturer’s best is the added value of the hard itself. In the age of the Internet, this position was reversed, and users (service participants) developed as an “information infrastructure” that freely selects services and transmits information and acts.

6 · The value of the platform enterprise is the number of participants, and it is the basic principle to have data that can analyze attributes such as values of participants. In addition, being a convenient ecosystem for users is a necessary condition.

7 · In the 20th century after the war, Japanese companies that won the world mainly by mass production of standard products should recognize that the rules governing society have changed for the development of the 21st century.

8 · Understand the law of increasing returns (the scale increases competitiveness) that dominates the semiconductor industry.

9 · Applicable to Metcalf’s law (externality of the Internet) that participants autonomously increase all information such as facebook and LINE.

10 · Compared with non-platform companies that users can freely collect information and act themselves, platform companies offer value of hardware of single items, they value great value in the market capitalization of the stock market.

11 · Looking at the present world, it can be said that it is divided into “Apple platform” and “Google platform” in short.

Whether companies can create firms that create new value till the year 2030 is a very important issue for Japan. Even in that sense, it will be a very important time for Japan to survive in the 21st century.

13 · In the 21st century, the world is shifting from society at the center of the Atlantic Ocean where Western countries dominate the hegemony, power shift to the society centered on the Pacific Rim, such as Asia, China, the West Coast of the United States. Considering that geopolitically, Japan is located in the center of the Pacific Rim countries, it is necessary to consider the platform for these Pacific Rim.

14 · The war in the 21st century is an information war. Cyber attacks from outside, which do not predict, remain unchanged, but we must say that the security system / awareness for it is extremely weak. Security on the Internet is no longer free from the concept of defense. I think that it is important to be an Open / Close system that also has openness as a platform, while also combining robustness to withstand cyber attacks that are becoming more sophisticated.

15 · And for this kind of discussion, an informal study group should be organized that consolidates opinions from all perspectives of “old age and blue”. As a project of “co-emergence” that collectively brings together people’s wisdom, “co-creating” and “emergence”, I want you to head towards the creation of the next-generation platform.

超独学法 AI次代の新しい働き方へ』 野口悠紀雄 角川新書 239ページ 2018.6

エッセンスをまとめました。

1・AI時代の新しい働き方を実現するために最も重要なスキルが「超」独学法である。経済学、ファイナンス理論、仮想通貨、人工知能など、どんなジャンルでも独学できる。

2・独学は無限の可能性を持っている。新しい勉強の時代が到来している。

3・学校では、教えられることを受動的に受け入れる。それに対して、独学では、知りたいことを積極的に学べる。

4・ITの発展で独学の優位性が増した。

5・独学者は、自由な立場で新しい働き方の発想ができる。

6・「ビットコインはインチキだ」という意見が日本では圧倒的に多かったが、英語の文献の量と質を観ると、「これは本物だ」ということが分かった。また、「ブロックチェーン」という仕組みが極めて重要であることも分かった。

7・組織人でなく、市場価値のある人間に。

8・人生100年時代は、いつまでも勉強を続ける時代。

9・大学の効用は人的交流。

10・独学を継続させるために必要な事項
① 目的とインセンティブをはっきりさせる。
② 勉強が楽しいことを活用する。
③ 教えることで学ぶ。

11・勉強の楽しさを教えるのは、教師の最大の役目。

12・「何を知るべきか」をはっきりさせる。

13・本の中核となっているのは全体の2割りである。それを集中してマスターする。

14・ブロックチェーンは、経営者の仕事を代替する。

15・アイデアを発想するためのは知識が不可欠。

“Ultra self tutorial method AI to the new way of working in the next generation” Yukio Noguchi Kadokawa Shinsyo 239 pages 2018.6

I summarized the essence.

1 · The most important skill to realize new ways of working in the AI era is “super” self-taught law. You can self-tame in any genre including economics, finance theory, virtual currency, artificial intelligence.

2 · Self-study has infinite possibilities. The age of new study is coming.

3 · In school passively accept what is taught. On the other hand, self-taught learn actively what you want to know.

4 · The development of IT has increased the advantage of self-study.

5 · A self-taught person can think about new ways of working freely.

6 · The opinion that “bit coin is inconspicuous” was overwhelmingly large in Japan, but when I look at the quantity and quality of English literature, I understood that this is real. We also found that the mechanism called “block chain” is extremely important.

7 · To people who are not organized persons but market value.

8 · Age 100 years in my life, I will continue my studies forever.

9 · The utility of the university is human exchange.

10 · Matters necessary for continuing self-study
① Identify purpose and incentives.
② Utilize things that makes studying happy.
③ Learn by teaching.

11 · It is the greatest role of the teacher to teach the enjoyment of study.

12 · To clarify “what to know”.

13 · The core of the book is about 20% of the total. Master it by concentrating it.

14 · Block chain replaces manager’s job.

15 · Knowledge is indispensable to conceive an idea.

ビットコイン & ブロックチェーン 決定版』 岡田仁志 東洋経済新報社 238ページ 2018.4

エッセンスをまとめました。

1・仮想通貨とブロックチェーンが作り出す新しいプラットフォームの主導権を握る競争はすでに始まっている。

2・なぜ先進国の金融機関が揃ってブロックチェーンを研究するのか。シリコンバレーの企業がふたたび次世代の首都となるべく動き出しているのはなぜか。

3・ブロックチェーンを金融に応用することで、お金の流れが可視化される。すると、ブロックチェーンを使いこなす企業が、世界のお金の流れを把握することになる。

4・変わろうとしているのは、お金の流れだけではない。お金と反対方向には、サービスや商品が動いている。ブロックチェーンは、物流を管理する方法をも変えようとしている。

5・権限を集中させないブロックチェーンは、海外の企業と信頼を醸成するためには格好のツールである。国内市場が成熟した段階であっても、海外には無限のフロンティアが広がっている。さらに期待を集めるのは、個人間で遊休資産を共有するシェアリング・エコノミーの分野である。

6・見知らぬ個人間での取引を実行するためには、契約が自律的に実行されるスマートコントラクトの仕組みが必要である。

7・地球上すべての知的生命体が契約当事者となりうるような、これまでに人類が経験しなかった完全なる契約自由の世界が実現しようとしている。

8・現在はインターネット経済の時代である。インターネットの利用は限りなくフリーだが、それはなぜ可能なのか。インターネットでの行動は、常に誰かによってトレースされている。その行動履歴はデータとして価値を持っており、目に見えないビッグブラザーが世界中のデータを収集している。ビッグブラザーの正体は、インターネット経済をリードする少数の企業群である。こうして、ネット経済の生態系が確立された。この生態系を覆そうとするのが、ブロックチェ経済圏である。

9・新しい秩序を支配するのは、旧来のインターネット産業であるとは限らない。ブロックチェーンを使いこなす新規参入者が、新たなる経済圏の構築を担う。ブロックチェーンによってビジネスルールを描いているのは、未知の技術を使いこなす若い企業である。

10・統治機能を持たないブロックチェーンでは、意思決定の主体となる権力者は存在しない。

11・いま世界では、現金が姿を消すという社会現象が相次いで起こっている。貨幣にまつわる長年の慣習というものは、なかなか簡単には変わらないけれども、変わるときには、あっという間に姿を消す。仮想通貨は国境を全く気にかけず流通するから、どこかの国で大きな変化が起こると、知らぬうちに日本にも影響を及ぼす。大国の通貨がブロックチェーン型の決定通貨に替わったときには、瞬く間に日本の現金流通を消し去ってしまうかもしれない。

12・さらにブロックチェーンの伝播力は、国境を越えた経済社会のプラットフォームを実現させ、もはやどこの国の会社がオペレーターであるのか気にも留めない時代がやってくる。そのとき、ブロックチェーンのプラットフォームの下にあるのは、どのような仮想通貨なのか。新・経済圏のプラットフォームで覇権を握った者が、次の時代を制することになるだろう。

“Bit coin & block chain determined version” Hitoshi Okada Toyo Keizai Inc. 238 pages 2018.4

I summarized the essence.

1 · The competition to take the initiative of the new platform created by virtual currency and block chain has already begun.

2 · Why are financial institutions in developed countries collectively studying block chains? Why are companies in Silicon Valley once again moving to become the next generation capital?

3 · By applying block chains to finance, the flow of money is visualized. Then, companies that master block chains will grasp the flow of money around the world.

4 · It is not only the flow of money that is going to change. In the opposite direction to money, services and products are moving. Block chains are also changing the way to manage logistics.

5 · A block chain that does not concentrate authority is a good tool for fostering trust with overseas enterprises. Even if the domestic market matures, infinite frontiers are spreading abroad. What gathers expectations is the field of sharing and economy where idle assets are shared among individuals.

6 · In order to execute transactions between strangers, a mechanism of smart contract is required, in which contracts are executed autonomously.

7 · The world of complete contract freedom which human beings did not experience so far that all intelligent life forms on Earth can become parties to the contract is about to be realized.

8 · It is now the age of the Internet economy. The use of the Internet is unlimited free, but why is it possible? Actions on the Internet are always traced by someone. The behavior history has value as data, and invisible big brother collects data all over the world. The identity of Big Brother is a small group of companies that leads the Internet economy. In this way, the ecosystem of the net economy was established. It is the Bloc Che economic zone that attempts to overthrow this ecosystem.

9 · It is not always the traditional Internet industry that dominates the new order. New entrants who use block chains are responsible for building a new economic zone. What draws business rules through block chains is a young enterprise who master the unknown technology.

10 · In a block chain that does not have a governance function, there is no power person who will be the main body of decision making.

11 · There are a series of social phenomena in the world that cash disappears one after another. The long-standing customs concerning money is not quite easily changed, but when it changes it disappears in a blink of an eye. The virtual currency circulates without regard to the borders at all, so if a major change occurs in some country, it will affect Japan unexpectedly. When the major currency is replaced by the block chain type decision currency, it may quickly erase Japanese cash circulation.

12 · Furthermore, the propagation power of the block chain realizes the platform of economic society crossing national boundaries, and the time when the company of any country is no longer anxious about the operator is no longer come. Then, what kind of virtual currency is under the platform of the block chain? Those who gained hegemony on the new and economic platforms will be in the next era.

現代思想講義 人間の終焉と近未来社会のゆくえ』 船木 亨、ちくま新書 540ページ 2018.6
エッセンスをまとめました。

1・グローバリズムの展開による金融や流通の国際化と、インターネットの発展による情報の多元化とSNSの普及があって、その結果、最近は「ポスト・トゥールース(脱真理)といわれはじめた。

2・AIの進歩によって知性の意義がディスカウント(価格破壊)されはじめている。知識は、だれにでも、どこででもふれられる。われわれは、もはや知識を得ずみずから思考するということの必要のない種へと進化しつつあるにだろうか。

3・発想の異なるデジタル・ネイティブの若い世代が育ってきていて、近代主義者である年寄りたちと、いたるところですれ違いあう。右翼でも左翼でもなく、リベラルでも保守でもなく、若い人も年寄りも、この到来しつつある近未来について思考することの出来る場を持つことはできないか。

4・社会はもはや人間、「自由で平等な個人」から構成されているとはいえない。そうでなくて、われわれは「群れの分子」なのである。そういったところから出発した方が、ずっと分かりやすい世の中になってきた。

5・「2045年問題」といわれることがある。第二次世界大戦の終結から100年ということになるが、特異点(シンギュラリティ)とされ、社会がこれからはっきりした変貌を遂げて、その新たな姿を現わすであろうと考えられている年である。

6・そもそも、人類20万年の歴史において、人々はみな、より快適な生活のために、たえず移動してきたということを忘れるべきではない。

7・能力は、そもそも能力が発揮され得るような場でしか機能しないし、どんな能力が必要かは状況による。社会体制や文化によって異なる。人はみなそれぞれ得意分野が違うのだし、能力の有無がそれが評価されるかどうかは、社会においてどのような仕事が評価されるかに依拠している。

8・ゲーム理論の専門家は、相手の出方をうかがって、戦闘なら戦闘、贈与なら贈与というような同じ手を使うことが、最終的な報酬を大きくする確率が高いと述べている。闘争に出がちな部族と、贈与に出がちな部族のどちらのタイプが生き残ったかは、おそらく人類の壮大な実験だったであろうし、最終的に贈与という行為に出たタイプの部族が生き残ったと見るべきなのであろう。
9・AIはどこまでいっても統計が基礎であり、統計に入ってこない生の要素を発見する能力を持たない。ルールに適うものについては人間よりも優れた判断ができるにだが、AIはルールを作ることができない。

10・現代の人には4つの生き方がある。第一に、統計を検証することなく信じて平均を目指す人、「人並み」に生きるということである。第二には、全体の動向を知ってマジョリティになるために平均の右側を目指す人、「価値ある人物」になるということである。そして第三に、病気や障害や老齢によって、あるいは発達障害やうつ病などと呼ばれながら平均の左側に落ちこぼれてしまう人がいて、第四に、それとはまったく別物であるが、「異例のもの」として統計自体から逃れる人がいる。

11・真に思考するためのは、ついには群れから出るとか、出されるかでなく、群れという概念自体をも捨て去るべきであろう。

12・人は確率論的思考と論理的思考によって、「異例のもの」になることを怖がらずに、それに対処するための確かな行動を見出そうと努めているのである。

13・現実の社会をまっすぐに見ること、自分の経験と照合すること、背後にあるものを徹底的に考究することが重要である。

“The Modern Thought Lecture The End of a Man and the Future of a Near Future Society” Toru Funaki, Chiku Shin Shunko 540 pages 2018.6
I summarized the essence.

1 · With the globalization of financial and distribution through the development of globalism, there is the spread of information and the dissemination of SNS due to the development of the Internet, and as a result, recently it began to be said to be “post-to-law”.

2. The significance of intelligence is beginning to be discounted (price destruction) by progress of AI. Knowledge can be referred to anyone, anywhere. Will we be evolving into a species that no longer needs knowledge and does not need to think myself?

3 · A young generation of digital natives with different ideas is growing up and they pass each other through all over the place with modernists. Is not it right wing, left wing, neither liberal nor maintenance, young people and seniors can not have a place to think about this incoming near future?

4 · Society is no longer composed of people, “free and equal individuals”. Otherwise, we are ‘molecules of herds’. It has become more and more easy to understand who departed from such places.

5 · It is said that it is “2045 problem”. It will be 100 years since the end of the Second World War, but it is considered to be singularity (singularity), and it is thought that society will reveal its new appearance with a clear transformation from now on Year.

6 · In the first place, in the history of 200,000 years of humanity, we should not forget that people have constantly moved for a more comfortable life.

7 · The ability only works in places where the ability can be demonstrated in the first place and what kind of ability is necessary depends on the situation. It depends on social system and culture. Each person is different in their specialty fields and whether or not their abilities are evaluated depends on what work is evaluated in society.

8 · Experts in game theory says that using the same hands as battle if battles are fought, gifting as opposed to the direction of the opponent, there is a high probability of enlarging the final reward. Which type of tribe which tends to struggle and tribe which tends to give up survived probably was a magnificent experiment of mankind and that the tribe of the type which finally got in the act of donation survived It should be seen.
9 · AI is basically statistics no matter how far it is, and has no ability to discover living elements not entering statistics. It is possible to make a better judgment on what matches the rules than human, but AI can not make rules.

10 · Modern people have four ways of life. First of all, to believe without a verification of the statistics and aim for the average, to live in “a crowd”. Secondly, to become a majority by knowing the whole trend, aiming to be on the average on the right side, to become a “valuable person”. And thirdly, there are those who fall out on average on the left side due to illness, disability, old age, developmental disorder, depression, etc. Fourthly, although it is quite different from that, “unusual “There are people who escape from the statistics themselves.

11 · In order to truly think, it is not finally to come out of the herd or to be issued, but also to throw away the concept of the herd itself.

12 · People are trying to find certain actions to cope with it, without being afraid of becoming “unusual things” by stochastic thinking and logical thinking.

13 · It is important to see the actual society straightforwardly, to collate with your own experience, and to thoroughly study what is behind.

武器としてのITスキル』グロービス経営大学院 東洋経済新報社 240ページ 2018.5

エッセンスをまとめました。

1・情報化時代の大変化
モノ以上に情報
ネットワークの経済性 & プラットフォームの重要性
常識外れの進化スピードが破壊的創造をもたらす

2・テクノベート・シンキング
問題の定義
データの構造化
アルゴリズム化
実行 (プログラミング、外部リソースの活用等)

3・アルゴリズムとは、コンピュータを利用して与えられた課題を解決するための処理手順のこと。
アルゴリズムは、思考プロセス。
プログラムは、アルゴリズムを表現するための言語
良いアルゴリズムは計算量が少ない。

4・アメリカではアルゴリズムを考えられる人をデベロッパーと呼び、彼らがITプロジェクト、ひいては新しいビジネスの創造の要となっている。

5・統計学テラシーが優位性につながる
標準偏差 ばらつきを表す指標。これが小さいと平均値あたりに固まるグラフとなる。
正規分布 自然界の現象や生産管理のシーンなどでよくみられる左右対称の釣鐘型の分布。
相関関数 一方が上がれば一方が上がるという関係の度合い。
回帰分析 結果としてある変数が、他のどのような変数によって決まってくるかを求める分析

6・高い給料を取るスタッフを反復作業の多い事務作業から解放し、顧客企業に対する助言といった、生身の人間でなければできない業務にもっと時間をかけらえれるようにする。

7・プラットフォームが顧客の個別のニーズにどれだけ細かく応えられるか。ユーザー同士が価値を伝え合う仕組みを作る。

8・自律的消費行動 自分の関心事に徹底的にこだわる消費行動

9・偶発的消費行動 予測できないことに対するワクワク感に支えられた行動

10・デジタル・トランスフォメーション デジタル時代に必要な事業や組織の変革

11・ 3SO サービス化、ソーシャル化、スマート化、オープン化の4つを指す。デジタルトランスフォメーションの中心となるコンセプト。

12・『AI時代の勝者と敗者』トーマス・ダベンポートらは、AIが進化する時代 機械に奪われずに残る、人間ならではの仕事を5つ紹介している。
ステップ・アップ : 自動システムの上をいく仕事。機械と連携する人間というシステムそのものを構築・監督する仕事。
ステップ・アサイド: 機械にできない仕事。創造性が必要な仕事、細かい気配りが必要な仕事、人を鼓舞する仕事など。
ステップ・イン: ビジネスと技術をつなぐ仕事。
ステップ・ナロウリー: 自動化されない専門的な仕事。
ステップ・フォワード: 新システムを生み出す仕事。自ら新しいテクノロジーを追求する仕事。
13・1つ1つの仕事を批判的に見直し、最適なやり方を考え直し、それをやってみることを繰り返せば、ビジョンを作る力も育っていく。

“IT skills as weapons” Globis Management School Toyo Keizai Inc. 240 pages 2018.5

I summarized the essence.

1 · Major changes in the information age
Information beyond mono
Network economics & platform importance
The evolutionary speed of common sense brings destructive creation

2 · Technobat · Thinking
Problem definition
Structuring data
Algorithmization
Execution (programming, utilization of external resources, etc.)

3 · Algorithm is a processing procedure for solving tasks given using a computer.
Algorithm is thought process.
The program is a language for expressing the algorithm
A good algorithm requires a small amount of calculation.

4 · In the US, people who can think of algorithms are called developers, and they are key to the creation of IT projects and new business.

5 · Statistics Terasy leads to superiority
Indicator for standard deviation variation. If it is small, it becomes a graph which cakes around the average value.
Normal distribution Distribution of bell-shaped symmetry that is common in phenomena of nature world and scenes of production management.
Correlation function The degree of relationship that one goes up as one goes up.
Analysis to find out which variables are determined by other variables as results of regression analysis

6. Liberate high salary staff from repetitive tasks and make more time to work that can only be done by a human being, such as advice to client companies.

7 · How detailed the platform can respond to the individual needs of customers. Make a mechanism that users communicate value with each other.

8 · Autonomous Consumption Behavior Consuming behavior sticking to your concern thoroughly

9 · Behavior supported by the sense of excitement about unexpected accidental consumption behavior

10 · Digital Transformation Transforming businesses and organizations necessary for the digital era

11 · 3SO refers to four of service conversion, socialization, smartization, openness. Concept that is the center of digital transformation.

12 · “Winners and losers of the AI era” Thomas · Davenport and others are introducing five unique jobs that are left without being deprived by machines that AI evolves.
Step Up: Work that goes on top of the automatic system. Work to build and supervise the system itself as a human being in collaboration with machinery.
Step · Aside: Work that can not be done by machine. Work that needs creativity, work that needs fine attention, work that inspires others.
Step-in: Work connecting business and technology.
Step · narrow way: a non-automated professional work.
Step · Forward: Work that creates a new system. Work pursuing new technologies themselves.
13 · Critically review each job, rethink the best way to do it and repeat doing it, the ability to make a vision will grow up.

哲学 ビジネスエリートのためのリベラルアーツ』 小川仁志 すばる会 239ページ 2018.6

エッセンスをまとめました。

1・時代を切り拓くための喫緊の課題
混沌とした事態を分析する力
正解がない中で決断する力
難問を解決する力
新しい価値を生み出す力

2・教養とは、何らかの物や事柄について考えるための基礎となる知識や経験思考の型のことである。多様な文化や歴史を知り、世界について考えるための力であり、5年、10年先まで見わたすことのできる思考のベースとなるものを指す。

3・哲学の体系
・地理による分類 西洋哲学、東洋哲学
時代による分類 古代ギリシャ、中世、近代、現代の4つの区分
対象による分類 形而上学、認識論、論理学、倫理学という4つに分類

4・ソクラテス
問答法、質問することで思考を深めていくことができる。

5・プラトン
イデア、物事の本質としての理想

6・アリストテレス
フィリア、共同体における倫理としての友愛、共同体哲学の祖

7・デカルト
方法的懐疑、物事の本質に迫るために正しく疑う

8・スピノサ
汎神論、すべての物事を統一的な原理でとらえることができる

9・ホップス
万人の闘争、人間は自然状態ではお互いつぶし合うという洞察力、社会における権力の必要性を説明できる

10・ルソー
一般意志、人民の意志の最大公約数、集団のなかに存在する共通の意志がわかる

11・ベンサム
功利主義、快楽が多ければ多いほど正しいとする考え

12・ロック
タブラ・ラサ、経験によって観念が書き込まれる場としての心の白紙、人間が経験によって物事を記す存在

13・カント
批判、ドイツ観念論の源流、物事の本質を理解分析し、吟味するのに役立つ

14・ヘーゲル
弁証法、問題を解決して、より発展した提案をするのに役立つ

15・ショーペンハウアー
意志の否定、ペシミズムの哲学者

16・マルクス
史的唯物論、生産関係の発展によって歴史は進展する

17・レヴィ=ストロース
構造主義、世の中を全体構造の中で理解する

18・ニーチェ
超人、自分を乗り越えることで、強く生きる存在、困難を乗り越えて生きていくためのも勇気を得ることができる

19・ウィトゲンシュタイン
分析哲学、哲学の役割は言語の意味を分析することであろうとする立場

20・フッサール
現象学的還元、すべての物事を意識して把握するための方法

21・ハイデガー
世界内存在、人間はさまざまな物事とのかかわりの中で生きているとする考え

22・サルトル
実存主義、人生は自分で切り拓いていけとする考え、どんな状況でもあきらめず立ち向かっていくための勇気が得られる

23・メルロ=ポンティ
身体の両義性、身体は精神でも物資でもない両義的な存在だとする洞察

24・フーコー
権力という視点から近代社会の原理を読み解くことができるようになる

25・ドゥルーズ
ネットワーク型思考法、論理思考とは異なる柔軟な思考をする際に役立つ

26・デリタ
脱構築、近代的価値を否定し、再構築するための手法

27・デューイ
プラグマティズム、思想や知識などというものは、それ自体に目的や価値のあるものではなく、人間が環境に対応していくための手段

28・レヴィナス
他者のおかげで存在があることを認識できるようになる

29・ロールズ
正義論、公正としての正義を説き、格差の解消を理論づけた

30・アーレント
活動、人間の営みとし、政治活動が必要であるとの主張

31・ハーバーマス
コミュニケーション的行為、理性は道具ではなく、合意するための方法であるとする考え

32・ネグリ
マルチチュード、帝国に対抗する勢力としてのことマルチチュードを掲げた、グローバリズムに対抗する人びとの連帯を論じる時に有効

33・メイヤスー
思弁的実在論、世界が全く偶然的に、別の世界に変化する可能性がある

34・人間と機械はどう違う?
人間の頭が普遍的な道具であるのに対して、機械は個別的な配置を要するものとして区別できる。

35・カーツワイルによると、シンギュラリティとはロボットが人間の思考力を追い越すという単純な話ではなくて、人間がこれまで生きてきた世界が変わることを意味している。人間とは何かという定義や、世界もルールがすべて変わってしまうということである。

“Liberal Arts for Philosophy Business Elite” Hitoshi Ogawa Subarusha 239 pages 2018.6

I summarized the essence.

1 · urgent issues to open up the times
Ability to analyze chaotic situations
Ability to make a decision in the absence of a correct answer
Ability to solve difficult problems
Power to create new value

2 · Culture is the type of knowledge and experience thinking that is the basis for thinking about something or thing. It is a force to know various cultures and history, to think about the world, and to be the base of thinking that can be seen for 5 or 10 years.

3 · Philosophy system
· Classification by geography Western philosophy, Toyo philosophy
Classification by age Ancient Greece, medieval, modern, modern four categories
Classification according to object Classification into metaphysics, epistemology, logic, ethics

4 · Socrates
You can deepen your thinking by asking questions, asking questions.

5 · Plato
Idea, ideal as the essence of things

6 · Aristotle
Philia, fraternity as ethics in the community, the father of community philosophy

7 · Descartes
Methodical doubt, correctly doubt in order to approach the essence of things

8 · Spinosa
Pantheism, all things can be captured on a unified principle

9 · Hops
The struggle of everyone, human beings can explain the insight that each other in the natural state mutually collapses, the necessity of power in society

10 · Rousseau
The general will, the greatest common divisor of the will of the people, the common will exist in the group

11 · Bentham
Utilitarianism, the idea that more pleasure is more correct

12 · Rock
Tabura Lhasa, a blank mind as a place where ideas are written by experience, existence where human beings write things by experience

13 · Cant
Criticism, the origin of German idealism, understanding analysis and essence of things useful for examining

14 · Hegel
Dialectic, help solving problems, make more advanced proposals

15 · Schopenhauer
Denial of will, philosopher of pessimism

16 · Marx
History progresses by historical materialism, development of production relations

17 · Levi-Strauss
Structuralism, understand the world in the whole structure

18 · Nietzsche
Superman can gain courage to live strongly living existence, difficulty by living by overcoming himself

19 · Wittgenstein
Analytical philosophy, the role of philosophy is to try to analyze the meaning of language

20 · Husserl
Phenomenological reduction, a way to grasp all things consciously

21 · Heidegger
Presence in the world, thinking that humans live in relationships with various things

22 · Sartre
Existentialism, the idea of life to open up for yourself, the courage to stand up without confinement in any situation

23 · Merlot-Ponty
The ambiguity of the body, the insight that the body is an ambiguous existence not a spirit nor goods

24 · Foucault
From the viewpoint of power it will be possible to understand the principle of modern society

25 · Deleuze
Network type thinking method, useful for making flexible thinking different from logic thinking

26 · Delita
Method for denuclearization, denying modern value and rebuilding

27 · Dewey
Things such as pragmatism, ideas and knowledge are not objects or values of themselves, but means for humans to respond to the environment

28 · Levinas
You will be able to recognize that there is a presence thanks to others

29 · Rawls
We justified the theory of justice, justice as fairness, and theory of elimination of inequality

30 · Arendt
Activities, human activities and claims that political activities are necessary

31 · Habermasse
Communicative acts and ideas that rationalism is not a tool but a way to agree

32 · Negri
Multitude, as a force opposing the empire It is effective when discussing the solidarity of the people who oppose globalism, with multitued

33 · Mayer’s
There is a possibility that the thoughtful existential theory, the world totally change to another world by chance

34 · How is a human being and a machine different?
Whereas the human head is a universal tool, the machine can be distinguished as requiring an individual arrangement.

35 · According to Kurzweil, syngularity is not a simple story that a robot overtakes human’s thinking ability but means that the world that humans have lived so far changes. The definition that something is human and the fact that rules change all over the world.

人生を切り拓く人のチャンスのつかみ方  新時代のトップリーダー15人が語る』 金丸恭文 
東京カレンダー 311ページ 2017.11

エッセンスをまとめました。

1・自分の市場価値を考える。社内におけるポジショニングなんかよりも、もっと外に眼を向けて、社外の人材マーケットにおける自分の価値はどうか、を考えてどんどんチャレンジしたほうがいい。
2・最も大切なリーダーの素質は逆境でしか得られない、ハートの強さである。

3・情報なり人脈なりをつかんで仕事になフィードバックする。忙しい人ほど遊んでいる。

4・日本人はもっと自分の国の価値に気づいたほうがいい。

5・インターネットにおける第一次革命はそろそろ終わって、これから第二次革命が始まるという状況。その流れの中で、いわゆるコネクテッドデバイスが普及し始める。

6・成長の速度を速めるには、人の何倍も自己犠牲を払うのみ。

7・多様性が求められる時代だからこそ自分流の視点を持つことが重要。

8・人間の本質は常にチャレンジすることである。

9・チャレンジングでイノベイティブなことをするけれど、同時にリスク管理も徹底している。

10・成功するまで挑戦することが真の挑戦。

11・時代の流れを感じ見極め、一歩先に手を打つこと。

12・絶対に負けない日本の強みは「日本」であるということ。

13・現状維持が最も危険。変えないことが最大のリスク。

14・教育改革こそが、世界と戦えるカギとなる。

15・好きで得意なことは、楽しく時間を忘れて没頭できる。たとえ大きな壁にぶち当たろうと、自分を信じて強く挑み続けることができる。それが自分の仕事であればいい。

16・「好きで得意な道」でイノベーションを起こす。

“How to grab opportunities for people who open their lives 15 top leaders in the new era talks” Kyobun Kanemaru
Tokyo Calendar 311 Page 2017.11

I summarized the essence.

1 · Think about your market value. Rather than positioning within the company, it is better to challenge yourself to think more about turning your eyes to the outside and thinking about your own value in the talent market outside the company.

2. The essence of the most important leader is the strength of the heart, which can only be obtained in adversity.

3 · Feed back to work by grasping information and personal connections. The busier people are playing.

4 · Japanese people should better notice the value of their country.

5 · The situation that the first revolution in the Internet is over and the second revolution will start from this. In that trend, so-called connected devices begin to spread.

6 · In order to accelerate the growth speed, we only pay self-sacrifice many times.

7 · Because it is an era where diversity is required, it is important to have your own perspective.

8 · The essence of humans is to always challenge.

9 · I do innovative things with challenging but at the same time risk management is thorough.

10 · It is a real challenge to try until it succeeds.

11 · Feel the trend of the times, thoroughly take a step forward.

12 · Japan’s strength that never loses is “Japan”.

13 · Maintaining the status quo is the most dangerous. The biggest risk is not to change.

14 · Educational reform is the key to fighting the world.

15 · What you like and good about can be fun and forget time to immerse. Even if you hit a big wall, you can believe yourself and continue to challenge strongly. I hope that it is my job.

16 · Make innovation with “a favorite and good road”.

未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか』 大野和基 PHP新書 262ページ 2018.6

エッセンスをまとめました。

1・AI による経済の地殻変動、グローバル資本主義で広がる格差、自滅を始めた民主主義・・・、激動を続ける世界は、この先どこへむかうのか。世界の 「知の巨人」8人との対話。

2・ 進化生物学、歴史学、経済学など、様々な分野における世界のトップランナーたちに、来るべき世界について尋ねた論考集である。

3・日本では人口減少は悪いことだとみなされているが、実は喜ぶべきことである。なぜなら、日本における最大の問題の1つが資源不足だからである。

4・働きたいと思う高齢者の雇用機会を確保し、彼らを最大限に活用する方法を見つけるべきである。アメリカの大学では、学生からの評価が高い限り、退職する時期を自分で選ぶことができる。
5・多様な伝統的社会を比較すれば、巨視的な真実が得られる。

6・人類は今、石器時代の何千倍ものパワーを手に入れた。しかし、何千倍も幸福になっているとは思えない。われわれはパワーを獲得することには長けているが、パワーを幸福に転換する方法はわかっていない。

7・今後数十年の間に、人類は三つの大きな脅威に直面する。核戦争のリスク、地球温暖化(気候変動)、そしてテクノロジーによる破壊。

8・ 米中でなく、中東で戦争が起きる本当の理由ー戦争と宗教とテクノロジー。

9・AIとバイオテクノロジーの出現により、「役立たず階級」というまったく新しい階級が出現する。

10・ 21世紀の人間は狩猟民族に学ぶべき。狩猟民族は絶えず、自分たちの力では環境を変えることができない世界で生きてきた。だから、現代人よりはるかに柔軟性や適応力がある。これこそ、われわれが学びたいスキルである。

11・今日われわれが直面している重要な問題を扱うには、学問横断的なアプローチが不可欠である。

12・われわれができる唯一のことは、異なる可能性を描いてどの可能性が実際に実現するかを予測することである。

13・  人生100年、マルチステージ・ライフでは、自分自身で変化をマネジメントすることが求められている。自分自身に対する深い理解や、変化を助ける多様なネットワークが必要である。

14・今の60歳は昔の40歳と同じ。

15・一勝懸命働きさえすれば報われるという考えは幻想だった。

16・ポスト工業社会では、人間は半分情報になり、操作される存在に。

17・北朝鮮の目的は、十分な抑止力となる核兵器を保持しながら、非核化による経済上の恩恵を得ることにある。

18・社会的階級が民主主義を変える。

“Does AI and the gap that reads the future destroy the world?” Kazumori  Ohno PHP  Pages 262 pages 2018.6

I summarized the essence.

1 · Economic crustal deformation by AI, gaps widening with global capitalism, democracy that started self-destruction · · · Where will the world go far beyond this turbulent future? Dialogue with eight “knowledge giants” in the world.

2 · It is a collection of inquiries about the world to come to the top runners of the world in various fields such as evolutionary biology, history, economics.

3 · In Japan, declining population is regarded as a bad thing, but in reality it is a pleasing thing. Because one of the biggest problems in Japan is resource shortage.

4 · You should find ways to secure employment opportunities for the elderly who wish to work and to make the most of them. At universities in the United States, as long as the evaluation from the student is high, you can choose your own time to retire.
5 · Comparing various traditional societies, we can obtain macroscopic truth.

6 · Mankind now gains thousands of times the power of the stone age. However, I do not think it is thousands of times happier. We are good at gaining power, but we do not know how to convert power to happiness.

7 · Many people face three major threats over the coming decades. Risk of nuclear war, global warming (climate change), and destruction by technology.

8 · The real reasons for war in the Middle East, not in the US – War – religion and technology.

9 · With the advent of AI and biotechnology, a completely new class named “Ineffective Class” emerges.

10 · Humans in the 21st century should learn from hunting people. The hunting people constantly lived in a world where their energies can not change the environment. So, it has much more flexibility and adaptability than modern people. This is the skill we want to learn.

11 · A cross-disciplinary approach is indispensable to deal with the important problems we face today.

12 · The only thing we can do is to depict different possibilities and to predict which possibilities actually will be realized.

13 · 100 years of life, multi-stage · life is required to manage change oneself by themselves. We need a deep understanding of ourselves and a diverse network that will help change.

14 · The current 60 years old is the same as the old 40 years old.

15 · I won the first victory I thought that it would be rewarded as long as I worked was an illusion.

16 · In the post industrial society, human beings become half information and existed to be operated.

17 · The objective of North Korea is to gain economic benefits from denuclearization while retaining nuclear weapons that are sufficient deterrent.

18 · Social classes change democracy.

対立の世紀 グローバリズムの破綻』 イアン・ブレマー、日本経済新聞出版社 281ページ、2018・6

エッセンスをまとめました。

1・指導国不在の「Gゼロ」の世界は、日本にとってとりわけ大きな挑戦を突き付けている。防衛及び安全保障政策を米国に深く依存し、自由な国際秩序を構成するマルチラテラル(多国間)な制度的枠組・組織に大きな力点を置いてきたことは、日本をとくにGゼロの影響を受けやすい立場に置いた。

2・政府の存在理由は自ら変化を起こすことにあるのか、変化を起こることを可能にすることにあるのか、それとも変化による甚大な悪影響から国民を守ることにあるのか。これら3つの役割にはいずれも意味がある。

3・世界で起こりつつある不可逆的な変化を考慮に入れると、社会契約、国家と個人のあいだの約束について我々が前提としていることをすべて綿密に考察することが、今ほど重要だったことはない。

4・ほぼ全ての人が共有している価値観が1つある。それは、政府には国民一人ひとりの安全を守る義務があるという信念である。

5・機会は教育から始まる。しかも、これは今や一生続くプロセスにならなければならない。

6・デジタル時代の経済の中で成功を収めるような人々に備えさせることは、伝統的なリベラルアーツ教育の放棄を意味することではない。それどころか、批判的思考能力、創造力、そして生涯の就労生活で知り合うこれまでよりずっと多様な人々とコミュニケーションを行う能力が、これからますます重要となることを考えると、数学・科学・デジタル技術だけでなく、歴史、哲学、文学、美術および音楽を学ぶこともまた、今まで以上に重要なことになるだろう。

7・フリードリッヒ・ハイエクは、個人の自由と最小限の政府という彼の考えを信奉する多くのアメリカのリバタリアンたちが崇拝する経済学者だが、彼は、ある時「わたしはこの国のすべての人びとが最低限の所得を得られるようになることを支持する、と常に言っている」と述べた。「ベーシック・インカム」の考え方に類似している。

8・「エレファント・カーブ」として知られる世界銀行の分析によれば、1988年から2008年までの20年間に、先進国の富裕層と途上国の中間層が、経済的豊かさを6割伸ばした一方、英・米・日の中間層は、20年間横ばい、なしし、マイナスであった。

“Collapse of Century Globalism in Conflict” Ian Bremer, Nihon Keizai Shimbun Publishing House, 281 pages, 2018 · 6

I summarized the essence.

1 · The world of “G zero” absent from the leadership country has made a particularly big challenge for Japan. The fact that we have placed great emphasis on multilateral institutional frameworks and organizations that deeply depend on the United States for defense and security policy and constitute a free international order is particularly affected by G zero in Japan I put it in an easy position.

2. Are the reasons for the existence of the government itself to change, to be able to cause change to occur, or to protect the public from the huge negative impact of change? Both of these three roles have meaning.

3 · Taking into account the irreversible change occurring in the world, it is important to closely examine all the premise that we are assuming about social contracts, promises between the state and individuals Absent.

4 · There is one sense of value shared by almost all people. It is a belief that the government has an obligation to protect each citizen’s safety.

5 · Opportunities begin with education. Besides, this must be a process that will last a lifetime.

6 · To prepare for those who will succeed in the economy of the digital age does not mean to abandon traditional liberal arts education. On the contrary, given the importance of critical thinking ability, creativity, and ability to communicate with people who are more diverse than ever in acquiring life in a working life, it is only by mathematics, science and digital technology Learning history, philosophy, literature, art and music will also be more important than ever.

7 · Friedrich Hayek is an economist worshiped by many American libertarians who believe his ideas of personal freedom and minimal government, but he says, “At one time all the people in this country We always support that we will be able to earn minimum income. ” It is similar to the concept of “basic income”.

8 · According to an analysis by the World Bank known as the “Elephant Curve”, during the 20 years from 1988 to 2008, middle classes of rich and developing countries of developed countries extended economic wealth by 60% Meanwhile, the middle classes of Britain, the United States, and the Sun remained flat for 20 years, minus signs.

大前研一 世界の潮流 2018-2019』プレジデント社 166ページ 2018・4

エッセンスをまとめました。

1・人づくり革命の目的は、世界のどこに行っても指導力を発揮できる人材を日本から排出する、もしくは教育でそういった人材に再生させることでなければいけない。

2・OECD諸国の名目賃金の推移をみると、この20年でアメリカやユーロ圏ではほぼ2倍になっている。ところが、同時期のおいて日本の賃金は5%近くまでマイナスになっている。

3・日本の一人当たりの労働生産性は、先進国で最低クラス。

4・2018年以降の見通し

1) 安倍政権は2020年後半まで、持つと考える(対抗馬がいない)

2) アベノミクスは低欲望社会ではうまく機能しないが一強ゆえに不問に。

3) 国家債務は返済不能に。徳政令かハイパーインフレに。

4) 周辺諸国との関係は不安定なまま。

5) アメリカ一辺倒では外交関係は改善しない(トランプは対価を要求)。

6) ロシアとは2018年に平和条約締結し、開発協力に本腰。

7) 企業は多国籍化して、国家の運命とは分かれる方向に。

8) 国民は老後不安からますます消費は低迷。

9) 少子化にも歯止めがかかからず、移民も抜本的に増えない。

10) 若者も野心より無関心・低欲望で行動半径が狭い。

11)それでも暴動や反政府運動が少ない。

5・安倍首相への政策提言

1) 経済政策 :心理経済学、低欲望社会を前提とした「将来に対する不安」を取り除くことにより、1700兆円の個人金融資産を市場に解き放つ。

2) 外交 :ロシア、中国、アメリカと基本的には、等距離、独裁者に迎合しない。

3) 教育 : 英語とプログラミングができ世界のどこでも勝負できる人材育成。
    高校まで義務教育。大学は生涯2-3回の職能教育。

4) 財政: 現役世代で借金を返済、景気刺激より健全化に軸足。

5) 福祉: バラマキ廃止、自助努力奨励、母子・父子家庭などは全面支援。

6) 医療: 負担能力に応じた国民皆保険、適用範囲の政変、民間保険併合。

7) 国際取り決め: パリ協定、核廃棄などは、アメリカ追従ではなく自国哲学に基づく。

8) 移民: 人口の10%ぐらいまではグリーンカード制で社会と融合させながら導入する。

6・考えてみれば、4000年の歴史の中で日本が中国のGDPを上回っていたのはこの100年ぐらいで、あとは中国の10%程度の規模の国であったのである。あまり張り合わないでもとの力関係に戻って、幸せな生き方を模索するというのも、日本の取り得る選択肢の1つである。

“Kenichi Ohmae’s world trends 2018-2019” President 166 pages 2018 · 4

I summarized the essence.

1 · The purpose of the human resource revolution must be to discharge human resources who can exercise leadership anywhere in the world from Japan, or to make such personnel reproduce in education.

2 · Trends in nominal wages in OECD countries almost doubled in the US and the euro area over the last 20 years. However, in the same period, wages in Japan have decreased to nearly 5%.

3 · Labor productivity per capita in Japan is the lowest class in developed countries.

4 · Outlook after 2018

1) I think that the Abe administration will have it until the second half of 2020 (there is no competing horse)

2) Avenomics does not work well in a low-desire society, but it does not matter because it is strong.

3) The national debt is unrepayable. To Tokusei Order or Hyper Inflation.

4) The relationship with neighboring countries remains unstable.

5) Diplomatic relations do not improve with the United States alone (Trump require compensation).

6) With the Russian Federation signed a peace treaty in 2018, we are committed to development cooperation.

7) Enterprises are multi-nationalized, in a direction that is separate from the fate of the state.

8) The people are getting sluggish as consumers are increasingly concerned about their old age.

9) There will be no cessation of declining birthrate and immigration will not increase dramatically.

10) Young people are also indifferent than ambition · Low desire and narrow action radius.

11) Still there are few riots and anti-government movements.

5. Policy advice to Prime Minister Abe

1) Economic policy: Psychological economics, by eliminating “anxiety about the future” premised on low desire society, unlock personal financial assets of 1,700 trillion yen to the market.

2) Diplomacy: Basically, Russia, China and the United States do not meet equidistant, dictators.

3) Education: Human resources development that enables English and programming and can compete anywhere in the world.
    Compulsory education to high school. The university has 2-3 occupational education for his / her life.

4) Finance: repaying debts with active generations, focusing on healthier than stimulating business.

5) Welfare: Abolishment of balamaki, encouragement of self-help efforts, full support of mothers and children, fathers’ families and others.

6) Medical: National citizen’s insurance according to burden ability, political change of scope of application, consolidation of private insurance.

7) International arrangements: The Paris Agreement, nuclear disposal etc. are based on their own philosophy, not America follow-up.

8) Immigration: Up to about 10% of the population will be introduced while fusing with society with a green card system.

6 · Considering that in the history of 4000 years, Japan has exceeded the GDP of China in about 100 years, after that it was about 10% of the country of China. It is one of Japan’s possible options to go back to the original power relationship without exploring much and seek out a happy way of life.

外資系コンサルタントが実践している戦略50』総合法令出版 220ページ 2018.8

エッセンスをまとめました。

1・ロジカルシンキング
問題を要素に分けて整理し、1つの結論を導き出すための思考法。
論点のモレとダブリをふせぐMECE(Mutually, Exclusive, Collectively, Exhaustive)
相互に、重複がなく、全体として、網羅的。

2・デザインシンキング
デザイナー的な思考を経営やマーケティングなどに活用する新しい思考法。

3・オズボーンのチェックリスト
アイデアを出すための9つの問い
転用、応用、変更、拡大、縮小、代用、置換、逆転、結合

4・ランチェスター戦略
勝てる闘い方を探るため弱者(中小企業)の戦略と強者(大企業)の戦略。
弱者の戦略は、伝統的な一騎打ち。強者の戦略は、武器の性能が向上して攻撃力は兵力の二乗と計算されるので兵力で勝る戦略で有利となる。

5・ポーターの3つの競争戦略
個別の企業や事業の置かれた状況によって、望ましい戦略の方向性は異なるが、マイケル・ポーターはこれらを「コストリーダーシップ戦略」「差別化戦略」「集中戦略」の3つに体系化した。
ポーターの5つの競争要因
競合他社、新規参入業者、代替品、売り手、買い手の5つの脅威。

6・ブルーオーシャン戦略
激戦区を避けて独自の新市場を作る戦略

7・ コア・コンピタンス
競合他社が真似できない自社の核となる技術や特色

8・アンゾフの成長マトリックス
事業の多角化や新規事業の創出を考える上で便利なフレームワーク。
4つの成長領域
市場浸透戦略、新製品開発戦略、新市場開拓戦略、多角化戦略(新規制品と新規市場)

9・アドバンテージ・マトリックス
自社事業の将来性を競争や優位性から分析するフレームワーク。
規模型事業、特化型事業、手詰まり型事業、分散型事業。

10・ 3C分析
自社(Company)、顧客(Customer)、競合(Competitor)

11・ SWOT分析
環境分析のフレームワーク
内部環境 (Strength 自社の強み と弱み、Weakness 弱み)
外部環境 (Opportunity 機会、Threat 脅威)

12・PEST分析
外部環境の中、マクロ環境を分析するための手法。
Political (政治的)、Economical (経済的)、Social (社会的)、Technologicsal(技術的)

13・バリューチェーン
価値の連鎖、事業のプロセス毎の価値と自社の優位性を分析する。
購買物流、製造、出荷物流、販売・マーケティング、サービス。

14・VRIO分析
自社の内部資源の価値を把握し、自社の競争力を評価するためのフレームワーク。
価値 Value, 希少性 Rarity、模倣困難性 Inimitability、組織 Organization

15・リーンスタートアップ
構築、計測、学習のプロセスを短期間で繰り返す。顧客の反応を迅速に取り入れる。

16・ マーケティング・ミックス
フィリップ・コトラーの4P プラス STP
4P (Product, price, Place, Promotion,), Segmentation, Targeting, Positioning

17・プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント (PPM)
ボストン・コンサルティング・グループが開発。
自社内の複数事業を「市場の成長率」と「自社のシェア」の二軸でマトリックスを描き、経営資源の投入を考える。
花形、金になる木、問題児、負け犬。

18・ジョブ理論
人々がモノを購入するのは、自分のジョブを解決するために商品・サービスを雇うこと。

19・フリーミアム
基本的なサービスや製品は無料で提供し、高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデル。

20・プロダクト・ライフサイクル
商品・サービスの競争力と寿命を管理するためのモデル。多くの製品には、導入期、成長期、成熟期、衰退期という4つの段階が存在する。

21・イノベーター理論
スタンフォード大学のロジャースが提唱した、新製品や新技術が普及していくモデル。
・イノベーター(革新者) 市場全体の占める割合は2.5%
・アーリー・アダプター (初期採用者) 13.5%
・アーリー・マジョリティ (初期多数派) 34%
レイト・マジョリティ (後期多数派) 34%
ラガード (遅滞者)  16%

22・キャズム
新製品が市場で受け入れられる際に乗り越えなくてはならない溝。アーリー・アダプターとアーリー・マジョリティの間。普及率16%がヒットのメルクマーク。

23・ブランド・エクイティ
ブランド価値を構成する4要素
ブランド認知、知覚品質、ブランドロイヤルティ、ブランド連想。

24・AIDMA
顧客が商品・サービスを購入するまでの心理プロセスを分析したフレームワーク。
Attention(注意), Interest(興味), Desire(欲求), Memory(記憶), Action(購買行動)

25・ロングテール戦略
少量でも長期にわたって売れ続けるネット時代のビジネスモデル。

26・ ゲーミフィケーション
報酬や達成感など、人を楽しませて熱中させるゲームの要素や考え方を、ゲーム以外の分野でユーザーとのコミュニケーションに応用する手法。

27・シェアモデル
所有から利用へ。個人が所有する遊休資産と利用したい第三者をマッチングさせるビジネス。

28・オムニチャネル
スマホやSNSなどの普及に伴う購買スタイルの多様化に合わせて小売業界で注目される新たなビジネスモデル。リアル店舗とネット販売の境界をなくし、利益の最大化を図るための模索が続いている。

29・サブスクリプション
動画や音楽配信サービスで急増している定額課金モデル。

30・プラットフォーム戦略
大手インターネット企業が採用している戦略。顧客に広範なサービスを提供し、また顧客とのコミュニケーションを図ることで、利益の最大化を図ろうとするもの。

31・インフルエンサー・マーケティング
ユーチューブやインスタグラムなどで注目されている人気者を活用するマーケティング手法。

32・データドリブン・マーケティング
商品の売れ筋や顧客の行動パターンなどのデータを総合的に分析し、意思決定や企画立案に活用するマーケティング手法。

33・イノベーションのジレンマ
業界上位の企業が顧客の意見に耳を傾け、さらに高品質の製品・サービスを提供したことにより、新興企業よる破壊的イノベーションによって市場を奪われ、失敗を招くという考え。

34・オープン・イノベーション
グローバル競争が激化する中、時間とコストのかかる自社開発にこだわらずに他社の技術を活用する手法。

35・リバース・イノベーション
新興国発のイノベーションを先進国へ逆流。

36・ バリューイノベーション
低コストと差別化を同時に実現するための戦略。

37・PDCA
業務改善のもっとも基本的なフレームワーク。
Plan(計画), Do (実施・実行), Check (点検・評価), Action (改善・処理)

38・プロジェクト・マネジメント
10の知識エリア スコープ・マネジメント、品質マネジメント、コストマネジメント、スケジュール・マネジメント、調達マネジメント、資源マネジメント、リスクマネジメント、コミュニケーション・マネジメント、ステーキホルダー・マネジメント、統合マネジメント。

39・マッキンゼーの7S
企業の要素を7つに分類することで組織全体の統合性を測るためのチェックリスト。
戦略実行のための3つのハードSと企業風土醸成のための4つのソフトSノー分けられる。

3つのハードs
Structure (組織),Strategy (戦略), System (社内のシステム)、staff (人材), Skill (スキル), Style 
Shared Value (価値観)

40・マズローの欲求5段階説
人間は自己成長を求める動物。 生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認の欲求、自己実現欲求

41・ハーツバーグの動機付け・衛生要因
仕事に対して満足を齎す要因(動機付け要因)と不満足をもたらす要因(衛生要因)

42・カッツ理論
ハーバード大学教授のロバート・カッツのマネジャーが必要とする3つのスキル。
テクニカルスキル、ヒューマンスキル、コンセプチュアルスキル(物事を概念化する)。

43・OKR
無駄を削ぎ落としたシンプルな目標管理ツール。企業の組織目標を全階層の従業員に効率的かつ有効に共有させる。
OKR (Objective and Key Results)。目標と主要な結果を意味する。

44・TOC (Theory of Constrains) ボトルネック
ボトルネックをさがしだし、全体最適化を図るための理論。

45・スティーブン・コビーの7つの習慣
主体性を発揮する、目的を持って始める、重要事項を優先する、Win-Winを考える、理解してから理解される、シナジー(相乗効果)を発揮する、刀を研ぐ(人生の基本的な側面.肉体、精神、知性、社会、情緒)

46・ハロー効果
あるものを評価するときに、その評価と関係のない特長や印象に引っ張られて、その物の評価が上下してしまう現象。例えば「高学歴な人は頭がいい」「テレビ宣伝している商品は質がいい」

47・バンドワゴン効果
大勢の人から評価されている物に、自分も好印象を抱いてしまう現象。

48・プロスペクト理論
不確実性下における人間の意思決定モデル。リスクの回避型、損失の回避型。
人間は確率に基づいた合理的な判断をするとは限らない。

49・フレーミング効果
フレーミングとは、ものの見方が特定の方向に誘導されること。人のモチベーションや意思決定に大きな影響を与える。

50・ナッジ理論
ナッジ理論は2017年にノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラーによって提唱された。少しのきっかけを与えることで人の行動を変える行動経済学。

“Strategy 50 practiced by foreign-affiliated consultants” Comprehensive law publication 220 pages 2018.8

I summarized the essence.

1 · Logical Thinking
Thinking method to classify problems into elements and derive one conclusion.
MECE (Mutually, Exclusive, Collectively, Exhaustive)
There is no mutual overlap, as a whole, exhaustive.

2 · Design sinking
A new way of thinking that uses designer-like thinking for management, marketing, etc.

3 · Osbourne checklist
Nine questions to give ideas
Diversion, application, change, enlargement, reduction, substitution, substitution, inversion, association

4 · Ranchester strategy
The strategy of the weak (SME) strategy and the strategy of the strong man (big company) to explore how to fight.
The weak strategy is a traditional one fight. The strong man’s strategy is advantageous in the strategy that can be overcome with force because the weapon’s performance improves and the attack power is calculated as the square of the force.

5 · Porter’s three competitive strategies
Depending on the circumstances in which individual companies and businesses are located, the direction of the desired strategy varies, but Michael Porter organized them into three categories: “cost leadership strategy”, “differentiation strategy” and “concentration strategy”.
Porter’s five competitive factors
5 threats of competitors, new entrants, substitutes, sellers, buyers.

6 · Blue Ocean Strategy
Strategy to avoid original battlefield and create original new market

7 · Core competence
Technologies and features that will be our core that competitors can not mimic

8 · Anzov’s growth matrix
A useful framework for thinking about diversifying business and creating new business.
Four growth regions
Market penetration strategy, new product development strategy, new market development strategy, diversification strategy (new regulated items and new market)

9 · Advantage · Matrix
Framework to analyze the future potential of our business from competition and superiority.
Scale type business, specialized type business, stalled type business, decentralized business.

10 · 3C analysis
Company (Company), customer (Customer), competitor (Competitor)

11 · SWOT analysis
Framework of environmental analysis
Internal environment (Strength’s strengths and weaknesses, weakness weaknesses)
External environment (opportunity opportunity, threat threat)

12 · PEST analysis
A method for analyzing the macro environment in the external environment.
Political, Economical, Social, Technologicsal (Technical)

13 · Value chain
Analyze the chain of values, the value of each business process and the company’s advantage.
Purchasing logistics, manufacturing, shipping logistics, sales / marketing, service.

14 · VRIO analysis
A framework for grasping the value of its internal resources and evaluating its competitiveness.
Value, rarity Rarity, imitation difficulty Inimitability, organizational organization

15 · Lean startup
Repeat the process of building, measuring and learning in a short period of time. Quickly incorporate customer response.

16 · Marketing · Mix
Phillip Cotler’s 4P plus STP
4P (Product, price, Place, Promotion,), Segmentation, Targeting, Positioning

17 · Product · portfolio · management (PPM)
Developed by Boston · Consulting · Group.
We draw a matrix with two axes of “growth rate of market” and “share of company” of multiple businesses in our company, think about putting out management resources.
Star, golden tree, problem child, losing dog.

18 · Job theory
People buy things, hire goods and services to solve their jobs.

19 · Freemium
A business model of a mechanism that provides basic services and products free of charge and charges fees for advanced functions and special functions.

20 · Product · life cycle
A model for managing the competitiveness and lifetime of goods and services. Many products have four stages: introduction phase, growth phase, maturity phase and decline phase.

21 · Innovator theory
A model that Rogers advocated by Stanford University promotes new products and new technologies.
· Innovator (Innovator) The market share accounts for 2.5%
Early Adapter (Initial Career) 13.5%
· Early Majority (initial majority) 34%
Late Majority (Late majority) 34%
Ragged (late) 16%

22 · Chasm
Grooves must be overcome when new products are accepted in the market. Between Early Adapter and Early Majority. The penetration rate 16% is a hit Merck mark.

23 · Brand · Equity
Four elements constituting the brand value
Brand perception, perceived quality, brand loyalty, brand association.

24 · AIDMA
A framework that analyzes psychological processes until customers purchase goods and services.
Attention (Interest), Desire (Desire), Memory (Memory), Action (Purchasing Behavior)

25 · Long tail strategy
A business model of the Internet age that keeps selling for a long time even in small quantities.

26 · Gamification
A method of applying elements and ideas of games that entertain and energize people, such as compensation and achievement, to communication with users in fields other than games.

27 · Share model
From ownership to use. A business that matches idle assets owned by individuals and third parties who wish to use.

28 · Omni channel
A new business model attracting attention in the retail industry in accordance with the diversification of purchasing styles accompanying the spread of smartphones, SNS, etc. We are seeking to eliminate the boundary between real stores and net sales and to maximize profits.

29 · Subscription
A flat-rate billing model that is rapidly increasing with video and music distribution services.

30 · Platform Strategy
A strategy adopted by major Internet companies. It is trying to maximize profit by providing a wide range of services to customers and communicating with customers.

31 · Influencer · marketing
A marketing method that utilizes popular people who are drawing attention in Youtube, Instagram etc.

32 · Data driven marketing
Marketing method to comprehensively analyze data such as product sellers and customer’s behavior patterns and make use of it for making decisions and planning.

33 · Innovation dilemma
The idea that companies in the industry listen to customers’ opinions and offer more high-quality products and services will be deprived of market by destructive innovation by start-up companies, causing failures.

34 · Open Innovation
While global competition intensifies, it is a method to utilize the technology of other companies without concern for self-development that takes time and cost.

35 · Reverse · Innovation
Reverse flow of innovation from emerging countries to developed countries.

36 · Value Innovation
Strategy to simultaneously realize low cost and differentiation.

37 · PDCA
The most basic framework of business improvement.
Plan (Plan), Do (Implementation / Execution), Check (Inspection / Evaluation), Action (Improvement / Processing)

38 · Project management
10 Knowledge Areas Scope Management, Quality Management, Cost Management, Schedule Management, Procurement Management, Resource Management, Risk Management, Communication Management, Steakholder Management, Integrated Management.

39 · McKinsey’s 7S
A checklist to measure the integrity of the whole organization by classifying the elements of the company into seven.
Three hard S for strategy execution and four soft S for building corporate culture.

Three hards
Structure (Structure), Strategy (Strategy), System (Internal System), staff (Skill), Skill (Style), Style
Shared Value

40 · Maslow’s desire for five stages
Human beings seek self-growth. Physiological desire, safety desire, social desire, desire for approval, self-realization desire

41 · Motivation of Heartsburg · Hygiene factors
Factors that bring satisfaction to work (motivation factors) and factors that cause unsatisfactory (hygiene factors)

42 · Katz’s theory
Three skills that Robert Katz ‘s manager at Harvard’ s professor needs.
Technical skills, human skills, conceptual skills (conceptualizing things).

43 · OKR
A simple goal management tool that scraped down waste. Efficient and effective sharing of organizational targets of companies to employees of all tiers.
OKR (Objective and Key Results). It means the goal and the main result.

44 · TOC (Theory of Constrains) bottleneck
A theory to find a bottleneck and optimize the whole.

45 · Seven customs of Steven Covey
Exercise your subjectivity, start with purpose, prioritize important matters, think about Win-Win, understand after understanding, demonstrate synergy (synergy), sharpen your sword (basic basic life Side, body, mind, intelligence, society, emotion)

46 · Hello effect
When evaluating something, the phenomenon that the evaluation of that thing goes up and down, being pulled by features and impressions unrelated to the evaluation. For example, “Highly educated people are smart,” “Television advertising products are of good quality”

47 · Band wagon effect
A phenomenon in which I feel a good impression on things that have been appreciated by a large number of people.

48 · Prospect theory
Human decision making model under uncertainty. Risk avoidance type, loss avoidance type.
Humans do not always make rational decisions based on probability.

49 · Framing effect
Framing means that the viewpoint of things is guided in a specific direction. It greatly affects human motivation and decision making.

50 · Nudge theory
Nudge theory was advocated by Richard Sailor who won the Nobel economics award in 2017. Behavioral economics that changes behavior of people by giving a little chance.

AI時代に頭がいいとはどうゆうことか』 米山公啓 青春出版社  185ぺージ 2018・8

エッセンスをまとめました。

1・機械自らが、なんらかの目的を持って、まったく新しいものを作り出すということが起こらない限り、AIが人間の知性をはるかに超えていくことはないであろう。それまではAIと人間はうまく共存していけるはずだ。

2・AIの出現によって、むしろ人間の持つ能力、価値観がさらに重要な意味を持つようになった。

3・ハーバード大学のガードナーは、IQだけでは人間の能力を知ることはできないという。そこでガードナーは知能を8種類に分類した。
言語的能力
論理数学的能力
音楽的能力
空間的能力
身体運動的能力
対人的能力
個人内の能力  他人の気持ちを推測して、察知する。
自然界のものを認識・分類する能力

4・社会で活躍できるのは、偏差値、IQで評価された脳だけではなく、豊かな個性のある脳であることが理解できれば、もっと別の勉強方法、頭の育て方が見えてくるはずである。

5・脳の個性とは、ある状況で、ある情報に直面して、その人がとっさに起こす行動といってもいいだろう。

6・脳は、楽しい、興味を持っている、という情報を優先し、そちらへ働きやすく変化する。ネットワークはそうしてはじめて強いものになっていく。

7・単純な記憶や機能はAIなり機械にまかせるとすれば、私たちが今まで考えていた「頭がいい」は、存在価値がなくなってくる。

8・脳の重要な機能が単に情報を処理するということであれば、もはや人間の脳が活躍する場は少なくなっている。AIと人間の脳の最大の違いは、新しい価値を作り出せるかどうか、ということであろう。

9・学問や仕事での脳は、かつては処理能力の早い脳が優れていたのだろうが、これから多くのそういった能力がAIに置き換わってしまうと、人間の持つ個性豊かな能力(多彩な価値観)こそ、むしろ残された能力であり、AIに優越性が持てる能力になってくるだろう。

10・人と仲良くコミュニケーションが取れるというごく当たり前の能力こそ、人生100年時代を生きられる能力である。

11・AI にできないのは、創造する事や新しい体験に挑戦することである。自分の好奇心を失わず
人生を楽しむことこそが未来的な脳のあり方ではないだろうか。

12・自分にとっての軽度なストレス、たとえば新しい勉強をはじめるとか、新しい友人を作るとか、そんな生き方をしていく必要があるのだ。常に変化していくことに対応できてこそ、人生を楽しめる。

“What does it mean to be smart in the AI era?” Kimihiro Yoneyama youth publisher 185 page 2018 · 8

I summarized the essence.

1 · AI will not go far beyond human intelligence unless the machine itself creates a completely new object with some purpose. Until then AI and humans should coexist well.

2. With the advent of AI, human capabilities and values have become more important meaning.

3 · Gardner at Harvard University says that IQ alone can not know human ability. So Gardner classified intelligence into eight categories.
Linguistic ability
Logical mathematical ability
Musical ability
Spatial ability
Physical exercise ability
Interpersonal skills
Individual ability Ability to guess and distinguish the feelings of others.
Ability to recognize and classify things in the natural world

4 · If you can understand that you can be active in society not only brains evaluated with deviation value, IQ but also brains with rich individuality, you should be able to see more different ways of studying, how to raise your head .

5 · The personality of the brain is a situation, in the face of certain information, it can be said that the action that the person causes quickly.

6 · The brain gives priority to the information that it is pleasant and interesting, and it changes easily to work there. The network will become a strong one for the first time.

7 · If we can let simple memories and functions be AI and machines, the “cheeky” we have been thinking up to now is no longer worth the existence.

8 · If the important function of the brain is to simply process the information, the place where the human brain plays an active role is decreasing. The biggest difference between AI and the human brain is whether we can create new value.

9 · Brains at academia and work seems to have been superior in processing brains earlier, but if many such capabilities are replaced with AI from now on, the human’s ability to rich in personality (versatile value It is rather the ability left behind and AI will have the ability to have superiority.

10 · Absolutely natural ability to communicate with people with friends is the ability to live a life of 100 years.

11 · What you can not do with AI is to create things and challenge new experiences. I will not lose my curiosity
Is not it a futuristic brain way to enjoy life?

12 · It is necessary to do such a way of life, such as starting a mild stress for yourself, for example, starting a new study or making a new friend. It is only by being able to cope with constantly changing, you can enjoy your life.

イーロン・マスクの世紀』 兼松雄一郎 日本経済新聞出版社 414ぺージ 2018.6

エッセンスをまとめました。

1・大胆な構想と冷静な判断でテラスやスペースXなどを率いる起業家が南アフリカ出身のイーロン・マスク。

2・マスクは間違いなく米国における製造業の旗手だ。アジア勢に押される米国の製造業が向かうべき方向を指し示すだけでない。EV、ロケット開発、トンネル掘削、はては脳とコンピューターの接続技術まで、リスクが高すぎて投資が集まらなかったこうした業界に資金を呼び込む広告塔となり、新たなうねりを作り出す。

3・多くの産業にまたがるマスクの企業群は、米国の基礎研究の遺産、世界から集まった最先端の技術者たち、シリコンバレーでアップルが育成してきたデザイン・マーケティングに長けた人材などの上に立っている。

4・ マスクは仮説をすぐに実行に移す。仮説の力で他人を集め、達成のために人を追い詰める。そこには単なる抽象的な構想にはない手触りがある。

5・ 宇宙産業と自動車産業は生産規模の違いもあって全くの別世界。マスクはそれを無理やり混ぜている。宇宙産業に蓄積されていたアルミ鋳造の技術を持ってテラスのEV車体生産に応用したほか、ロケットなどに使われる超音波センサーの調整技術を自動車の運転支援にも使いはじめた。

6・マスクがかつてテラスの社員全員に送ったあるメールは、同社の社是のようなものだ。そこにはこう書かれている。 「会社の利益になるよう、問題解決のために最速の方法で連絡を取らなければならない。私を含め幹部、他部署、誰にでも事前の調整無しに直接連絡をとっていい。賢く超高速でやるべきことをやりきらなければ巨大企業と競うことなどできない」

7・テラスやスペースXなど、マスクが経営する企業の真価は「株式会社」の枠を超えている。組織の目的は温暖化を回避し、火星に到着すること。そのために技術革新を高速で起こすことが最重要の経営課題で、組織の保全や利益を出すことは二の次だ。

8・ フェイスブックのような巨大ネット企業が利益の源泉となる厖大なデータを独占し、自動化で従来型の仕事を消していく。持たざる者との間で富の集積の差が拡がり、社会的な分団が先鋭化する。

9・マルキシズム2.0とは、そんな世界観の台頭だ。雇用不安からAI技術やデータ集積の恩恵にあずかれない者が連帯し、それらを操るエリートたちを激しく攻撃する。そんな21世紀型の社会運動が巻き起こる可能性をシリコンバレー企業は警戒している。

“Century of Earon Mask” Yuichiro Kanematsu Nihon Keizai Shimbun Publisher 414 page 2018.6

I summarized the essence.

1 · An entrepreneur led by a bold concept and calm judgment such as terrace and space X is Earon mask from South Africa.

2 · The mask is definitely a flag of the manufacturing industry in the United States. Not only does it point to the direction that the manufacturing industry in the US pushed by Asian forces should head. EV, rocket development, tunnel drilling, even the connection technology of the brain and computer, it becomes an advertisement tower that attracts funds to such an industry where the risk is too high and no investment has gathered, creating a new wave.

3 · Mask companies that span many industries are based on the legacy of US basic research, state-of-the-art technicians gathered from the world, and human resources who are well versed in design and marketing that Apple has cultivated at Silicon Valley Are standing.

4 · Mask immediately puts the hypothesis into execution. Collect others by the power of the hypothesis and chase people for achievement. There is a touch which is not mere abstract concept.

5 · The space industry and the automobile industry are completely different worlds due to differences in production scale. The mask is forcibly mixing it. Besides applying aluminum casting technology accumulated in the space industry to the EV body production of the terrace, we began using ultrasonic sensor adjustment technique used for rocket etc for driving support of the car.

6 · One mail that the mask once sent to all Terrace employees is like the company’s corporate motto. It is written like this. “In order to be profitable of the company, we have to get in touch with the fastest way to solve the problem.It can directly contact the executive, other department, including me, anyone without prior adjustment, wisely super fast You can not compete with a huge company unless you do the things you need to do with it. “

7 · The real value of the company managed by the mask, such as terrace and space X, is beyond the boundary of “corporation”. The aim of the organization is to avoid global warming and arrive at Mars. To that end, it is the most important management task to make innovation at high speed, it is secondary to conserve and profit organizations.

8 · A huge net company such as Facebook monopolizes huge data which becomes the source of profit, and it erases conventional work by automation. The accumulation of wealth accumulates with people who do not have it, and the social group is sharpened.

9 · Marxism 2.0 is the rise of such a world view. Those who are unable to fulfill the benefits of AI technology and data accumulation due to uncertain employment are solidarity and attack intensely the elite who manipulate them. The Silicon Valley companies are wary of the possibility that such social movements of such 21st century type will occur.

日本再興戦略』 落合陽一  幻冬社 254ぺージ 2018.1

エッセンスをまとめました。

1・ 落合陽一の3つの再興戦略
・ 経営者として社会に対して良い企業経営をすること。
・ メディアアーティストとしての活動。
・ 大学での活動。筑波大学で准教授に加え学長補佐を務めている。

2・日本のグランドデザインを考える際、かつては政治が主体であったが、今後は産業と教育が一体になった生態系をどう作るかがカギとなる。その最先端の実験場としてラボと会社を運営している。

3・教育して仲間を作らないとグランドデザインを実行することはできない。時代の変革は教育から始まる。

4・ ポジションを取れ、批評家になるな、フェアに向き合え、手を動かせ、金を稼げ、画一的な基準を持つな、複雑なものや時間をかけないと成し得ない事に自分なりの価値を見だして、あらゆることにトキメキながら絶望して期待せずに生きろ、明日と明後日で考える規準を変え続けろ。

5・「日本再興戦略」とは、改革や革命ではなく、アップデートだと思う。改革や革命は対抗勢力を生み出す。勝者と敗者を生むゼロサムゲームに陥ってしまう。そうではなく、今の世の中と違う考え方を出しながら、今の世の中とどう折り合って行くかが重要である。

6・ 人間への投資はもっとも価値が高い投資。企業の寿命はどんどん短くなっているが、人の寿命はどんどん長くなっている。1人の学生を育てれば、その学生が長期間にわたって世の中に対し価値を生み出してくれる。時代の転換期においては、学生を育てるほうが早いし、効果的である。

7・ 人類の良さはモチベーションにある。リスクを取るほどモチベーションが上がるというのは、機械にない人間の良さである。

8・ 革命というのはモチベーションの塊である。モチベーションは文化資本の再分配関係に大きく依存している。モチベーションを生むコンテクストは、文化から生まれる。

9・ 我々の社会では、資本の格差が語られることが多いが、今後は、モチベーションの格差、文化の格差をどう埋めていくかが大きなキーワードとなる。これは、機械と人間の融合をした上で、機械学習で最適化できないイノベーションのタネを人間側に探る方法である。

10・ これからの働き方のキーワードとなるのは「仕事のポートフォリオマネジメント」である。今後は、終身雇用も年功序列終わりを告げる。1つの会社で働き続けるのではなく、複数の仕事を行いつつ、さまざまな会社やさまざまな人たちと一緒に働くのが普通となる。

11・ ブロックチェーンとは、分散型の台帳技術と言われるが、あらゆるデータの移動歴を、信頼性のある形で保存し続けるためのテクノロジーである。しかも、誰かが一元的に管理するのではなく、全員のでデータに全員の信頼をつけて保っていくことができる。非中央集権的なテクノロジーである。

“Japan revival strategy” Yoichi Ochiai Gentosha 254 page 2018.1

I summarized the essence.

1 · Yoichi Ochiai’s three revival strategies
· To do good corporate management for society as a manager.
· Activity as a media artist.
· Activities at the university. In addition to associate professor at the University of Tsukuba he is assistant president.

2 · When thinking about the Japanese Grand Design, politics was once the subject, but from now on how to make an ecosystem with industry and education integrated is the key. I am managing laboratory and company as its state-of-the-art experiment site.

3 · You can not do Grand Design without educating and making friends. The transformation of the era starts with education.

4 · Take the position and not become a critic, face the fair, move the hand, make money, earn money, have standardized criteria, complicated things or things that can not be done without taking time Looking at the value of, living in hopelessness despairing everything in all things Keep changing the criteria to think on tomorrow and the day after tomorrow.

5 · I think that “Japan revival strategy” is not an innovation or a revolution, but an update. Reform and revolution create opposition forces. I fall into a zero-sum game that creates winners and losers. Rather, it is important how to go out with the world today while giving out a different way of thinking from the world today.

Investment in humans is the most valuable investment. Although the life span of a company is shorter and shorter, the life expectancy of a person is getting longer and longer. If one student is raised, that student will produce value for the world over the long term. In the transition period of the age, it is faster to grow students and it is effective.

7 · The goodness of mankind is in motivation. It is goodness of a man who is not in a machine to say that motivation increases as taking risks.

8 · Revolution is a mass of motivation. Motivation is heavily dependent on the redistribution relationship of cultural capital. The context that motivates is born from culture.

9 · In our society, the disparity of capital is often told, but from now on, how to fill disparity in motivation and cultural difference will be a big key word. This is a method of searching for human beings of innovation that can not be optimized by machine learning after fusing a machine and a human being.

10 · “Portfolio management of work” is a keyword of how to work in the future. From now on, lifetime employment also tells the end of seniority. Rather than keep working in one company, it is common to work with a variety of companies and various people while doing multiple jobs.

11 · Block chain is said to be a distributed ledger technology, but it is a technology for keeping the history of movement of all data reliably. Moreover, rather than having someone manage it all at once, everyone can keep keeping the trust of everyone in the data. It is non-centralized technology.

10年後の仕事図鑑』堀江貴文  落合陽一 SBクリエイティブ 254ぺージ 2018.4

エッセンスをまとめました。

1・人生のグランドデザインを描く。

2・これからの時代において、「仕事がないから、収入がないから」というのは、言い訳に過ぎない。誰にとっても、仕事は「引き受ける」ものから「作るもの」へと変わっていくのだ。

3・これからは「他人と違うことをやっていくことを基本にする」ブルーオーシャン的な思考と戦略を持って、画一化されていない個人の訴求力と相互的なフォロー・フォロワーシップによる共依存関係を持つべきだ。

4・これからは「労働者=経営者」の構図が理想的な働き方だといえる。これは非中央集権的や受益者負担とも近しい考え方である。

5・ 「政治を動かして補助金を出す」ような伝統的な方策では、抜本的な改革につながらない。国に不平不満を言う前に「どうすれば現状を改善できるか」を考えたほうが、日本にとってよっぽどいいのではないだろうか。

6・ 最終的に「働くこと」は「遊ぶこと」に近づいていくと思う。ほとんどの仕事がAIやITに取って代われたとしたら、人間がやるべきことは、そもそもそれだけなかっただけのことかもしれない。

7・この世の中には「働く」ことが不得意な人間が一定数いる。そうした人たちに労働を強いるより、働くのが好きで新しい発明や事業を考えるのが好きで本気で働きたい人間にのみ、どんどん働かせたほうが効率がよい。また、ベーシックインカムという最低限の収入が担保されたことで、企業などは若者がチャレンジしやすい環境になる。

8・われわれがすべきことは、社会の慣習や常識にとらわれて打算に走りすぎることではなく、自分の「好き」という感情に、ピュアに向き合うことなのだ。

9・ 僕が考えるに、経営者の仕事は2つ。「組織にビジョンを語ること」と「組織を管理すること」だ。ビジョンを語り、人間をモチベートすることは、今のところAIにはできない。

10・人生におけるすべてのアクションが、遊びとも、仕事とも、勉強とも解釈できる。

11・仕事になる趣味を探す。

12・自分が求めているものは何か。やりたいことは何か。今この瞬間、どんな生き方ができたら幸せなのかを真剣に考え抜けばいい。

13・価値のゆらぎを恐れない。むしろ変化するのは正常だ。毎日、瞬間ごとに自分の判断を更新していくべきなのだ。その覚悟があれば、未来予測などしなくていい。とにかく、「今」の自分を信じればいいのである。

14・ 商売が成功する基本的な秘訣は1つだけ。すなわち、成功するまでやり続けけること。市場原理があるようでないので、100回もやれば大体成功するのだ。

15・本質的に重要なのは、「価値ある仕事に就く」のではなく、「価値ある仕事を創出する」主体性だ。

“Work guide for 10 years” Horie Takafumi Ochiai Yoichi SB Creative 254 page 2018.4

I summarized the essence.

1・Draw a grand design of life.

2 · In the future era, “Because there is no work, there is no income” is an excuse. For everyone, work shifts from “underwriting” to “making.”

3 · From now on “Based on doing something different from other people” With blue ocean-like thinking and strategy, unifying individuals’ appeal and mutual follow-up and followership You should have dependencies.

4 · From now on the composition of “workers = management” can be said to be the ideal way of working. This is a way of thinking that is non-centralized and beneficial burden is close.

5 · Traditional measures such as “to mobilize politics and give subsidies” do not lead to drastic reforms. Before saying complaints to the country, it is better for Japan to think “how can we improve the present situation”?

6 · I think that ultimately “working” approaches “playing”. If most of the work was superseded by AI and IT, what human beings should do is nothing more than it did in the first place.

7 · There are certain numbers of people who are not good at working “in this world. Rather than forcing people to work, it is more efficient to work only for those who like to work and who like to think about new inventions or projects and want to work seriously. In addition, the minimum income of basic income is guaranteed, so companies and others are environment for young people to challenge easily.

8 · What we need to do is not to overdo the calculation due to social customs and common sense, but to face pure for the feeling of “like” of one’s own.

9 · In my opinion, the manager’s job is two. “Telling the vision to the organization” and “Managing the organization”. To tell the vision and motivate humans, for now AI can not do.

10 · All actions in life can be interpreted both as play, work and study.

11 · Search for a hobby becoming a job.

12 · What are you looking for? What do you want to do? At this moment, seriously think about what way of life can be happy.

13 · Do not be afraid of fluctuation of value. Rather it is normal to change. Every day, you should update your judgment every moment. If you are prepared for it, you do not have to forecast the future. Anyway, you only have to believe in yourself “now”.

14 · There is only one basic secret for business to succeed. That is, keep doing until you succeed. Since there seems to be no market principle, if you do it 100 times, it will almost succeed.

15 · What is essentially important is not the “to take a valuable job” but the “subject of creating a valueful job” identity.

安倍晋三の真実』 谷口智彦  悟空出版 278ぺージ 2018.8

エッセンスをまとめました。

1・私が主として担当しているのは、安倍総理のスピーチの中でも外交に絡む少し長めの演説原稿です。

2・スピーチとは高度な話芸です。手間かけた作業をして、ようやくできるという、それがスピーチです。

3・米議会の演説とは、岡崎久彦さん流に言うなら、これからも日本は「海の国」として、民主主義海洋国家の勢力、とりわけ米国と、がっちり組んで行くんだ、それ以外、理に適った道などないんだということを、満天下に明白にすることだったのだと、時の経過とともに、私はますます強く思うのです。

4・日本が、世界の自由主義国と提携しているのも、民主主義の原則と理想を確信しているからです。

5・私たちは、アジア太平洋地域の平和と安全のため、米国の「リバランス」を支持します。日米同盟を基軸とし、ASEANの国々や韓国が加わると、私たちの地域は格段に安定します。

6・アジアの海について、私がいう3つの原則をここで強調させて下さい。第一に、国家が何か主張するときは、国際法に基づいてなすこと。第二に、武力や威嚇は、自己の主張のため用いないこと。そして第三に、紛争の解決は、あくまで平和的手段によること。

7・ 国家安全保障にくわえ、人間の安全保障を確かにしなくてはならないというのが、日本の不動の信念です。

8・ よくある意見、例えば、中国やロシア、韓国や北朝鮮に対して「弱腰になるな」という意見をどう考えるべきなのでしょう。一発逆転満塁サヨナラホームラン、といった類のスカッとする解決法は、国際関係においてあり得ないという認識を、まず持つことです。

9・今も、これからも、未来永劫変わらない日本の存立条件とは、ユーラシア大陸東岸沖に位置する島国で、対岸にロシア、朝鮮半島、中国を抱えているという現実です。この地理的事実は、絶対に変わりません。彼らとの交際は永遠に続きます。長い尺度の時間感覚が必要になってきます。

10・安倍総理が問う問いとは、「米国に、西太平洋、東アジアから、身を引かせないようにするには、日本は何をすべきか」です。

11・日米同盟とは、「なくなったらどうしよう」と心配すべきものではなくて、「これからも意味をもつ同盟として維持するため、今、日本はなにをすべきか」を考えるべき対象なのです。

12・安倍総理が自ら問う問いとは、「誰が米国の大統領であれ、その大統領と、もっとも強い関係を結ぶには、自分は何をすべきか」といいう以外あり得ない。

13・ 安倍政権発足以前、日本産業が悲鳴をあげていたのは、いわゆる「六重苦」の制約要因でした。超のつく円高、重い法人税・社会保険料負担、経済連携協定の遅れ、柔軟性に欠ける労働市場、不合理な環境規制、そして電力の供給不足とコスト高の6つです。

14・米国が弱くなった、などと、訳知り顏で嘆いて見せるヒマがあるなら、これからも米国に強くいてもらうため日本はなにができるかと、国の本体をあずかる統治者ならば、自分自身の主体に引きつけた問いを立てるべきでしょう。

“The truth of Shinzo Abe” Tomohiko Taniguchi Goku Publishing 278 page 2018.8

I summarized the essence.

1 · In my speech by Prime Minister Abe, I am mainly responsible for a slightly longer speech related to diplomacy.

2 · Speech is an advanced story. It is a speech that we can finish work that took time and finally.

3 · If the US Congression speech is Hisahiko Okazaki’s story, Japan will continue as a “sea country” from the forces of the democratic oceanic state, especially the United States, and will go ahead, otherwise I think that it is that it was to make it obvious in full weather that there are no suitable roads for the time, and I will be increasingly strong with the passage of time.

4 · It is because Japan is convinced of the principles and ideals of democracy that it is tying up with the liberal countries of the world.

5 · We support the “rebalance” of the United States for the peace and security of the Asia-Pacific region. With the Japan-U.S. Alliance as the cornerstone, ASEAN countries and Korea will join, our region will be remarkably stable.

6 · For the Asian ocean, please emphasize the three principles I call here. First, when the state insists something, do it based on international law. Second, do not use force or intimidation for self-assertion. Third, the resolution of conflict is by peaceful means only.

7 · In addition to national security, it is Japan’s immovable belief that Japan must ensure human security.

8 · How should we think about the opinion of “not getting weak” against common opinions, such as China, Russia, Korea and North Korea? It is first to have the recognition that it is impossible for international relations to solve such a kind of problem as one-way reversal battle full bases goodbye home runs.

9 · Even now and in the future, the existence condition of Japan that does not change in the future is the island country located off the east coast of the Eurasian Continent, the reality that it has Russia, the Korean Peninsula, China on the other side. This geographical fact is absolutely unchanged. Your relationship with them will last forever. You will need a feeling of time on a long scale.

10 · The question asked by Prime Minister Abe is “What should Japan do in order not to let himself draw attention from the West Pacific and East Asia to the United States?”

11 · The Japan-U.S. Alliance is not the thing to worry as “What shall we do when we are lost” and what we should think about what Japan should do now to keep it as meaningful alliance .

12 · Prime Minister Abe’s question to ask himself / herself is nothing except “Who is the US president, what should I do in order to connect the strongest relationship with his president?”

13 · Before the start of the Abe administration, the Japanese industry was screaming was a constraint factor of the so-called “six heaviness”. There are six categories: the yen appreciation, the heavy corporate tax / social insurance premium burden, the delay in the economic partnership agreement, the labor market lacking flexibility, unreasonable environmental regulations, power shortage and high cost.

14 · If there is a castle to sow in translation, if the US is weakened, and so on, Japan can do anything to be strong in the United States, if ruler who owns the main body of the country ruler himself You should ask questions that attracted to the subject of.

ニューエリートの必読書 500 News Picks Magazine 』2018・9

エッセンスをまとめました。

1・読書とは行動を発芽させる養分。

2・本を読んだら、その本から学んだことを簡潔にまとめる。誰かに話せる状態にする。加えて、本を受けてどんな行動を起こすかというアクションプランを立てる。

3・哲学書には、その時代に最も頭が良かった人たちが、長い時間をかけて紡ぎ上げた真理がつづられている。

4・戦争や芸能をマーケティング視点で読む。

5・人間にはアートの人とクラフトの人とサイエンスの人の3種類がいる。

6・性悪説を最初に唱えた荀子も人間が本質的に悪なのではなくて、環境によって悪にも善にも変わってしまう、つまり弱い生きものだと考えていたと思う。性善説と性悪説は両立する。組織作りの理論は、性善説と性悪説のどちらかに寄りがちだが、両者をブレンドしながら組織作りををすべきだと考える。

7・インプット→プロセス→アウトプットという日々の流れに対してミッションという大きな視点からチェック機能を入れる。

8・「今の時代」や「会社の方向性」という基本的な問いを立てて「ソリューション」を考えて、それを「プレゼンテーション」して「ビジネスのオペレーション」をするというシンプルに3つだけを理解すればよい。

9・目的こそが思考の出発点。

10・AIに代替されない人間の能力は「性格スキル」である。性格スキルは、IQや学力能力で測れる「認知能力」でなく「非認知能力」である。一連の研究では、あらゆる学歴の人において「性格スキル」が高まれば賃金が上がる。

11・性格スキルのビッグ・ファイブとは、真面目さ、開放性、外向性、協調性、精神的安定性である。

12・スタンフォード式「人生をデザインする秘訣」
ライフデザインの5つの柱は、好奇心、行動主義、視点の転換、認識(人生はプロセスだと理解する)、過激なコラボレーション(助けを借りる)

13・3つの人生プランを持つ。1つ目のプランは、今していること。2つ目は、今のプランがうまくいかなかったときのバックアップ。そして3つ目のプランは、もしお金も評判も気にしなくて良かったら何をするのかというプラン。

14・全体の20%の人しか自分のしたいことを体系づけるような情熱を持っていない。多くのリサーチによると、様々なことに挑戦して、ワクワクすることや自分に才能があることを見つけながら進んでいけば、情熱の対象が見つかるという結果が出ている。

15・大人の学び「3つの極意」
体験総量を増やすこと。専門と新しい何かの掛け算。ワンクラス上の人と付き合う。

16・AI革命によって、世の中の不確実性が増す中、ガイドに頼らず、自分で道を探し回るような独学勉強法が社会人にとって重要なノウハウになってきた。

17・独学のメリット
・右往左右することで、本当の知識、新たな発見を得やすい。
・自分のペースで学べる。
・自分の理解の仕方に合うテキストを学べる。
・自分で考えるクセがつく。
・自分自身を評価する力がつく。
・自分自身をマネジメントする力がつく。

18・今は一生、同じ会社に勤めるとは限らない時代。勉強にしても、体験にしても、常にマルチ、パラレルで、複数のプロジェクトを走らせるべきである。特に勉強は同時進行でやる方がよい。

“New elite’s must-read book 500 News Picks Magazine” 2018 · 9

I summarized the essence.

1 · Reading is a nutrient that germinates action.

2. When you read a book, briefly summarize what you learned from the book. Let’s talk to someone. In addition, we set up an action plan on what kind of action to take upon receiving the book.

3 · In the philosophical book, the truths spun by a person who was the smartest in that period spun a long time are spelled out.

4 · Read war and entertainment from a marketing perspective.

5 · There are three types of human beings: art people, craft people and science people.

6 · Junshi who firstly recalled evil had a thought that human beings are not inherently bad, but they are considered to be weak creatures that change depending on the environment into evil and good. Sexuality theory and sexual evil are compatible. The theory of organization creation tends to be either sexual theory or sexual deviation, but I think that you should build an organization while blending the two.

7 · Inspect the daily flow of input → process → output from a large viewpoint of mission check function.

8 · Three simple ways of thinking about ‘solution’, asking basic question ‘current era’ and ‘company direction’, ‘presenting’ it and ‘business operation’ You should understand.

9 · The purpose is the starting point of thought.

10 · The ability of a person not substituted for AI is “personality skill”. Personality skills are “cognitive abilities” rather than “cognitive abilities” that can be measured by IQ and academic ability. In a series of studies, wage rises if “personality skill” increases for people of all educational backgrounds.

11 · Big Five of personality skills are seriousness, openness, extroversion, cooperativeness, mental stability.

12 · Stanford formula “The secret of designing life”
The five pillars of life design are curiosity, behaviorism, transformation of perspective, recognition (understanding life as a process), extreme collaboration (to help)

13 · Have three life plans. The first plan is what I am doing now. The second is a backup when the current plan did not go well. And the third plan is a plan of what to do if you do not care about money or reputation.

14 · Only 20% of the people have a passion to systematize what they want to do. According to many researches, there are results that challenge various things and find the subject of passion if you go forward while finding things that are exciting and talented to yourself.

15 · Adults’ Learning “Three Things”
Increase the total amount of experience. Multiplication of specialty and something new. I go out with a person on a class.

16 · With the uncertainty of the world increasing due to the AI revolution, a self-study study method that searches for a way by himself without relying on guides has become an important know-how for society.

17 · Benefits of self-study
· It is easier to obtain real knowledge and new discoveries by right-and-left going.
· Learn at your own pace.
· Learn text that fits your way of understanding.
· I get a habit of thinking myself.
· I have the power to evaluate myself.
· I have the power to manage myself.

18 · It is not necessarily time to work for the same company for the rest of my life. Whether you study or experience, you should always run multiple projects in multiple, parallel. Especially study better at the same time.

吾人の任務 MBAに学び、MBAを創る』 堀 義人、東洋経済新報社 220ページ、2018.2 第4冊発行

エッセンスをまとめました。

1・僕は経営学者、コンサルタント、社長、あるいは経営学校の学長としてばかりでなく、つねに起業家として生きたい。起業家として、ロマンを持ち、可能性を信じて、大いなる志を抱いて、新たなる価値を創造し提供し続けることにより、問題解決をはかりたい。

2・世の中には、間違っていることがあまりにも多すぎる。政治の問題、教育の問題、社会システムの問題など枚挙にいとまがないほどである。これらの問題解決をはかるのが、民間の起業家の役割である。起業家として最も人間に近い立場に自からをポジショニングすることにより、社会のニーズを認識して、必要に応じて同じ志を有する政治家、科学者と協力して、社会的改革・改善さをはかりたい。

3・「経営教育」を通じて、意識の高い人々・企業を育成し、社会の創造と変革を行う。

4・日本人としてのアイデンティティと誇りを持ちながらも、日本という枠組みのみでは考えずにアジア・世界という枠組みで考え、行動する。

5・ビジネスを通じての社会貢献。

6・自己実現の場の提供。

7・理想的な企業システムの実現。

8・常にクリエイティブに独自性を出す。

9・一番重要なのは、自らがやりたいと思う気持ちを爆発させることである。

10・仕事に情熱を持ち、楽しもう。

11・行動は早く、よく考えて。

12・コミュニケーションは心を込めて。

13・理論と実践を融合した能力開発の場。

14・将来にわたる人的ネットワークの場。

15・「何をすべきかを認識してして、実行できる能力」。非定型的な問題に対し、与えられた情報や知識等に基づいて状況や問題の本質を分析・把握および構造化し、最善の解決策を導き出す能力。資質としては、状況把握・分析力、問題発見能力、解決策立案能力、意思決定力、論理的思考力、創造的思考力などが挙げられる。

16・「人をまきこみ、引っ張る力」。組織において解決策を実現するために必要とされる。非定型的な対人関係能力を指す。資質としてはリーダーシップ能力、強い情熱、意欲、モチベーション、部下の育成能力、人間的魅力、信用、人望、コミュニケーション能力、説得力、交渉力などがある。

17・良い講師陣とは、理論よりも、理論と実践を融合できる能力を有し、第一線で活躍しているビジネスリーダーがふさわしい。

18・一番重要なのは、「教えたい中身と情熱を持った講師、そして学びたい受講生」である。

19・僕がやりたかったのは、結局「ビジネスパーソンを支援するコミュニティ創り」だったのではないかと思う。

20・日本の莫大な国としての債務をどう考えるのか?
まったく問題がないとも言えないが、それほど大きな問題でもない。日本は、最大の債権国であって、最大の貿易黒字国である。つまり、貸借対照表は健全であって、損益計算書も黒字である。莫大な債務は国内の問題である。その債務に比べて個人の金融資産は1200兆円である。つまり、政府の借金以上の個人資産がある。アメリカは、同等の比率の借金が民間にある(個人の平均貯蓄はマイナスであり、企業もマイナスである。要は借金が、政府にあるのか、民間にあるのかの違いだけである)。

21・重要なのは、ただ単に主張するのではなく、友好的な交渉を心がけることである。交渉においては、交渉術に加えて、全人格的なぶつかり合いと、今までの歴史が問われることになるであろう。

“Our mission to learn MBA and create MBA” Yoshito Hori, Toyo Keizai Inc. 220 pages, 2018.2 fourth issue

I summarized the essence.

1 · I want to live not only as a management scholar, consultant, president, or president of a management school, but also as an entrepreneur. As an entrepreneur, I want to solve the problem by having a romance, believing in possibility, holding a great aspiration, and continuing to create and offer new value.

2 · Too many things are wrong in the world. Political problems, education problems, social systems problems and so on. It is the role of private entrepreneurs to solve these problems. By positioning him / herself from the position closest to humans as an entrepreneur, we recognize the needs of society and cooperate with politicians and scientists who have the same intention as necessary to make social reform and improvement I want to scale.

3 · Train people and companies with high awareness through “management education”, and create and transform society.

4 · While thinking about identity and pride as a Japanese, think and act in a framework of Asia and the world without thinking only on the framework of Japan.

5 · Contributing to society through business.

6 · Providing a place for self-realization.

7 · Realization of ideal corporate system.

8 · Always be creative and unique.

9 · The most important thing is to explode the feelings you want to do.

10 · Have passion for work and have fun.

11 · Behavior is fast, think carefully.

12 · Communication is heartfelt.

13 · A place of capacity development that combines theory and practice.

14 · Place of human network over the future.

15 · “Ability to recognize and execute what to do”. Ability to analyze, grasp and structure the essence of the situation and problem based on given information and knowledge etc. against atypical problems and derive the best solution. Examples of qualities include situation grasping / analysis ability, problem finding ability, solution planning ability, decision making ability, logical thinking ability, creative thinking ability and the like.

16 · “The ability to wrestle and pull people”. It is required to realize the solution in the organization. It refers to an atypical interpersonal relationship ability. Qualities include leadership skills, strong passion, motivation, motivation, ability to train subordinates, human appeal, credibility, popularity, communication skills, persuasiveness, bargaining power and so on.

17 · A good lecturer is a business leader who has the ability to blend theory and practice rather than theory and is active in the front line.

18 · The most important thing is “lecturers with contents and passion wanting to teach, and students who wish to learn.”

19 · I think that I wanted to do, after all, it was “creating a community that supports business people”.

20 · How do you think about huge debt as country in Japan?
It can not be said that there is no problem at all, it is not a big problem either. Japan is the largest creditor country and the largest trade surplus country. In other words, the balance sheet is sound and the profit and loss statement is in surplus. Huge debts are domestic problems. The financial assets of individuals are 1,200 trillion yen as compared with their debts. In other words, there are personal assets beyond government debt. In the United States, equal proportions of debts are in the private sector (individual average savings are negative, companies are also negative, in essence the difference is whether the debt is in the government or the private sector).

21 · What matters is not simply to insist but to try friendly negotiations. In the negotiations, in addition to negotiation techniques, the whole personality collision and history will be questioned.

将たる所以  リーダーたる男の条件』 梅原 猛、光文社 212ページ、1994.12

エッセンスをまとめました。

1・リーダーは明確な意志を持たなければならない。

2・リーダーには時代の理念が乗り移らなければならない。

3・リーダーは孤独に耐えなければならない。

4・リーダーは人間を知り、人間を愛さなければならない。

5・リーダーは神になってはいけない。

6・リーダーは怨霊をつくってはならない。

7・リーダーは修羅場に強く危機を予感しなければならない。

8・リーダーは意志を自分の表現で伝えなければならない。

9・リーダーは自利利他の精神を持たなければならない。

10・リーダーは退き際を潔くしなければならない。

11・人間に対する直観的な理解能力がリーダーにとって必要条件である。

12・リーダーは小さな欠陥を持っていた方が良い。

13・組織は生き物である。

14・雄弁は徳である。

15・日本的な雄弁術には、ユーモアの感覚が欠けている。ユーモアというのは、ただの言葉の遊びではなくて、知性の問題なのである。

16・座談がうまい人がいる。この座談というのは、日本の社会のでは人と人との絆をつくる最も有効な手段であるように思われる。

17・和があるから、そこに議論が起こり、そして議論を戦わすことによって、そこに理が生ずれば、事は必ず成るという和である。

18・職場にやはり論争が必要なのではないかと思う。特に、一つの組織の浮沈をかける大問題には、やはり論争し、方針を決める必要がある。

19・日本社会における論争には、細心の配慮が必要である。論争するとき、それはたまたまその人が、論争テーマに関していま抱いている理論であり、その人の存在と人格に密着するものではないことを、相手に納得させなくてはならない。

20・新しい理想を民衆に与えるリーダー。

The condition of a man who leads the future” Takeshi Umehara, Kobunsha 212, 1994. 12

I summarized the essence.

1 · Leaders must have a clear will.

2 · The idea of the era must be transferred to the leader.

3 · Leaders must bear loneliness.

4 · Leaders must know human beings and love human beings.

5 · Leaders should not become gods.

6 · Leaders should not make gnosts.

7 · Leaders must strongly feel the crisis in the scene.

8 · Leaders must communicate their will in their own expressions.

9 · Leaders must have the spirit of self-interest altruism.

10 · Leaders must make their retirement clearer.

11 · The ability to understand human intuitively is a necessary condition for the leader.

12 · It is better for the leader to have small defects.

13 · The organization is a creature.

14 · Eloquence is virtue.

15 · Japanese eloquence technique lacks sense of humor. Humor is not just play of words, it is a matter of intelligence.

16 · Some people have good conversations. This consultation seems to be the most effective means of establishing a bond between people in Japanese society.

17 · There is a harmony, if the argument arises there and fighting argument, if there is reason, there is always a sum that will be sure.

18 · I think that controversy is still necessary for the workplace. Especially, it is necessary to argue and decide the policy to the big problem which puts one organization up and down.

19 · Extremely careful consideration is needed for controversy in Japanese society. When arguing, it happens to convince the opponent that by chance, it is the theory that he holds with regard to the theme of controversion, not closely related to the existence and personality of that person.

20 · Leader who gives new ideals to the people.

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