12月 05

エッセンスをまとめました。

1・マクルーハン理論の根本にある考え方は、「メディアはメッセージである」ということだ。普通メッセージというと「メディアによって伝達されてきた内容」をわれわれは考えるが、彼は「伝達そのものがメッセージである」と説くのである。

2・従ってメディア自体が人間の考え方を変え、人間の生活様式を変えてゆくことになる。同じ話題でも、それを伝達する媒体によって人間への影響が変わるのだ。

3・ 活字時代の人間は、一時に一つのことだけを見ていた。今は、同時に多様なメッセージを受けつつある。これまでの人間のように単に視覚だけを働かせるのではなく、五官すべてで、同時に多くのメディア・メッセージを受けているのである。

4・メディアを理解するとは、人間自体を理解することである。

5・人間およびその延長はすなわちメディアである。

6・メディアはマッサージなり。メディアというものはマッサージ師のように「人間をもみほぐす」活動的プロセスであって、でき上がった静的な製品ではないとマクルーハンは考えている。

7・過去のわたしのバラバラな体験と貧欲な好奇心が、マクルーハンに出会ったとき、一つのまとまりに変化することができた。私の周囲の人たちは「いったいなにが本職ですか?」と聞くが、わたしは「人間として現代に生きること」と考えてきた。マクルーハン流にいえば、「六十のジョブ(仕事)を総括するロール(役割り)に生きてきた」ということである。

“The World of McLuhan” Kenichi Takemura Kodansha 226 pages 1968/8

I summarized the essence.

1 · The idea underlying McLuhan theory is that “media is a message.” We usually think of “content transmitted by media” in terms of ordinary messages, but he preachs that “transmission itself is a message.”

2 ・ Therefore, the media itself changes the way of thinking of human beings and changes the way of life of human beings. Even in the same topic, the medium that transmits it changes the impact on humans.

3 · People of print age saw only one thing at a time. Now I am receiving various messages at the same time. Like all human beings, they do not just work with vision, but all five officials receive many media messages at the same time.

4 · Understanding media means understanding people themselves.

5 Human beings and their extensions are media.

6 · Media is a massage. The media is an active process like a masseuse who “looks at people,” and McKruhan thinks it is not a static product.

7 ・ My past experiences and my loneliness of curiosity, when I met McLuhan, were able to turn into a single unit. People around me ask, “What is your professional occupation?” But I have considered it as “living as a human being in the present age”. In the McLuhan style, it means that “I have lived in a role that summarizes
2029.1

グローバリゼーションとは何か スティーブ・ジョブズから学ぶ 1.グローバリゼーション( 英: Globalization)は、社会的あるいは経済的な連関が、旧来の 国家や地域などの境界を越えて、 地球規模に拡大して様々な変化を惹き起こす現象である。 グローバルな経済的なプラットフォームが創出 世界は平らだ (The world is flat)トーマス・フリードマン (ニューヨークタイムズ 外交コラムニスト) それはこれまでになかった世界のさまざまな場所から、様々な人々が、様々な方法でそこに登場して競争し、むすびつき、協力することを可能にするようになった。それは世界の歴史にかつて見たことのないこと。  将来、富は、より多くの人々をこの新しい舞台に乗ることのできる教育とインフラを有する国、企業、個人に向かう。この舞台は時がたつにつれてすべてのものを変えてしまうだろう、というのが私の主張。それはグーテンベルグの印刷機の発明と同じくらいに大きな出来事になるでしょう。
 ここにアジアが入ってくるのは、この舞台の形成がアジアの三つの大きな経済——インド、中国、そして旧ソ連の巨大な帝国——の開放と重なる。 これら30億の人々は、グローバルな経済活動の場が平らになったまさにこのときに、かつてないほど、より直接的に、簡単に、安く競争し、結合し、協力することができるよう。 2.主権国家体制 近代世界秩序の基本的枠組みである主権国家体制は、各国が 国民経済(経済的自立性の確立)をめざし、各国が固有の文化や価値、イデオロギーを確立して競いあうという諸特徴をもっている。このシステムの基礎は、16世紀から17世紀にかけてのヨーロッパで確立(ウェストファリア条約 1648年) 3.国際共同体 諸国家の相互依存性という結び付きを持った「国際共同体」( 英: International community)という概念、国際公共利益。 国際連合(United Nations)は、 国際連合憲章の下に設立された国際機構である。国家の代表が192カ国で構成される国連を機能させている。世界の 安全保障と経済・ 社会の発展のために協力することを目的とする。 4.地域主義 世界は米、欧、アジアの三極体制で構成されている。NAFTA, EU,ASEAN+3. BRICs〈ブラジル、ロシア、インド、中国。 東アジアの雁行型発展。日本、NIES(4 tigers), ASEAN
5.世界市民主義、地球益、地球市民、世界連邦 コスモポリタニズム( cosmopolitanism)は全世界の人々を自分の同胞ととらえる思想。世界市民主義・世界主義とも呼ばれる。コスモポリタニズムに賛同する人々をコスモポリタンと呼ぶ。 コスモポリタニズムの発展形態として世界国家構想が挙げられる。これは「人種・言語の差を乗り越えた世界平和には全ての国家を統合した世界国家を建設すべきである」という考え方に立って主張されたもので、カントも主張していた。 第二次世界大戦 末期において成立した 国際連合が戦争抑止力の低いことを痛感した世界の科学者・文化人たちがより強力な世界連邦の形成をすすめることで、世界から戦争を無くしていこうと決意し1946年 ルクセンブルクにおいて「世界連邦政府のための世界運動」を起こした。この運動には バートランド・ラッセル、 アルベルト・アインシュタイン、 アルベルト・シュバイツァー、 ウィンストン・チャーチル、湯川秀樹などが賛同
マーシャル・マクルーハン グローバル・ビレッジ マーシャル・マクルーハン が1962年の著書『グーテンベルクの銀河系』
マクルーハンによれば、電子的な マスメディア(ラジオ、テレビ等にはじまる)によって、それまで人々が コミュニケーション をおこなう障壁になっていた時間と空間の限界が取り払われ、地球規模で対話し、生活できるようになった。この意味で、電子的マスメディアによって地球全土がひとつの村に変貌した。 今日ではグローバル・ヴィレッジ(地球村)といえば主に、 インターネットと World Wide Webを指す。インターネットによって世界中の利用者が相互に連絡を取り合うことが可能になり、コミュニケーションがグローバル化した。同様に、ウェブを介して接続されたコンピュータは、人々の ウェブサイトを相互に結びつける。これによって文化の面でも、社会学的な意味で新しい構造が形成されることになる。
電子メディアを基礎とした「電子的な相互依存」の時代が始まるという。
マクルーハンの主張する論点のうち最も画期的だったのは、電子メディアは文字ではなく、話す・聞くという仕方で情報を伝えている、ということである。彼の考えは明らかに 1950 年代の アメリカのテクノロジーと文化から影響を受けている。実際、彼が好んで例に挙げるのは ジャズ、 ラジオ 、電話といったものだった。
本来の可能性としては、諸問題の解決に貢献する世界規模の フォーラムの形成に寄与し、新しい意味の 世界共同体の時代を切り開くこともできたはずなのである。
100人の地球村

もし、現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで、全世界を100人の村に縮小するとどうなるでしょう。その村には・・・  57人のアジア人
 21人のヨーロッパ人
 14人の南北アメリカ人
 8人のアフリカ人がいます  52人が女性です
 48人が男性です   70人が有色人種で
 30人が白人  70人がキリスト教以外の人で
 30人がキリスト教  89人が異性愛者で
 11人が同性愛者  6人が全世界の富の59%を所有し、その6人ともがアメリカ国籍  80人は標準以下の居住環境に住み
 70人は文字が読めません  50人は栄養失調に苦しみ
 1人が瀕死の状態にあり
 1人はいま、生まれようとしています  1人は(そうたった1人)は大学の教育を受け
 そしてたった1人だけがコンピューターを所有しています  もしこのように、縮小された全体図から私達の世界を見るなら、相手をあるがままに受け入れること、自分と違う人を理解すること、そして、そういう事実を知るための教育がいかに必要かは火をみるよりあきらかです。
マーシャル・マクルーハングローバル・ビレッ マーシャル・マクルーハンが 1962年の著書『グーテンベルクの銀河 マクルーハンによれば、電子的なマスメディア (ラジオ、テレビ等にはじまる)によって、それまで人々がコミュニケーションをおこなう障壁になっていた時間と空間の限界が取り払われ、地球規模で対話し、生活できるようになった。この意味で、電子的マスメディアによって地球全土がひとつの村に変貌した。